計測自動制御学会(SICE)の学会賞を受賞 「技術賞」、「新製品開発賞」、「国際標準化奨励賞」

2013年9月18日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)は、公益社団法人計測自動制御学会(SICE)※1が設けている学会賞のうち「技術賞」、「新製品開発賞」、「国際標準化奨励賞」を9月16日に受賞しましたのでお知らせします。
 当社は、今回の受賞を励みに、新製品の開発および製品の販売を加速します。

※1 公益社団法人計測自動制御学会(SICE)
計測と制御、システムの情報化などに関して、石油・石油化学、鉄鋼、化学、通信などの産業分野で発生する課題を横断的に解決するために技術者、研究者の交流を図る場として1961年に設立されました。SICEは設立以来一貫して日本の先端学術の発展を支えています。

技術賞

 技術賞は、前年12月までの5年間に公表された、SICEが関与する科学技術や産業分野の発展に貢献が大きいと認められる技術的業績に対して贈られる賞です。当社は、2テーマ受賞しました。

  • 『制御システムのセキュリティ対策 セキュリティライフサイクルの実現』
     工業用制御システムにとってサイバーセキュリティ対策が緊急の課題です。当社が提案するセキュリティ対策は、お客様のシステムの健全性をライフサイクルに渡って維持することを目指し、継続的なサポートを提供することを特長としています。脅威と脆弱性の洗い出し、評価と分析、対策の導入、定期的な保守点検、新しい脅威への対処という一連の作業を繰り返します。今回、当社のセキュリティ対策が、包括的で実際的なアプローチを示し、産業界の緊急の課題を解決する糸口になると認められ受賞することができました。
  • 『「ミラープラント」の開発と実プラントへの適用』
     高い生産性と安全性を両立したプラント操業を可能にする革新的な技術として、オンライン・シミュレータ技術があります。プラントの現在の状態を把握してPC上に忠実に再現し、内部状態の見える化と将来の挙動予測を可能にする技術です。当社と当社の子会社である株式会社オメガシミュレーションが共同開発した「ミラープラント」は、オペレータの運転支援はもちろん、技術スタッフが行う運転改善にも活用できる特長があります。今回、三井化学株式会社のプラントで実証試験を行い、有効性が確認できたことが認められ、3社で共同受賞しました。

新製品開発賞

 新製品開発賞は、前年12月までの2年間に、SICEが関与する科学技術や産業分野の発展に貢献が大きいと認められる新製品を発売した団体会員に対して贈られる賞です。

  • 『光ファイバ温度センサ「DTSX®200」』
     シェールガスなど非在来型資源の採掘現場では、水蒸気などを地中に圧入して地層内に含まれる資源を採掘します。地層内の温度変化を監視、得られたデータを生産制御システムに活用することで効率的な採掘が可能になります。当社は、光計測技術を制御分野に応用し、砂漠など過酷な環境下でも高信頼の光ファイバ温度センサ「DTSX200」を開発、発売しました。今回、資源開発分野の発展に貢献する製品として認められ、受賞することができました。

国際標準化奨励賞

国際標準化賞・奨励賞は、SICEが関与する分野における国際標準規格の新提案の策定に貢献した個人、団体に対して贈られる賞です。

  • 『宮田 宏(横河電機株式会社)』
    対象の国際標準規格
    • ISA-TR100.15.01-2012 Backhaul Architecture Model: Secured Connectivity over Untrusted or Trusted Networks
    • RFC※2 6052: IPv6※3 Addressing of IPv4/IPv6 Translators
    • RFC 6144: Framework for IPv4/IPv6 Translation
    • RFC 6145: IP/ICMP Translation Algorithm

 宮田 宏は、プラントの無線通信の技術仕様を策定する国際計測制御学会(ISA)のISA 100委員会に参画して技術文書の発行に貢献してきました。さらに、次世代のインターネットプロトコルIPv6の国際的な普及・推進団体IPv6フォーラムのフェローとして、またIPv6対応機器が相互にIPv6で通信できることの国際認証を与えるIPv6 Ready Logo Committeeの技術責任者およびアジア代表としてIPv6に関する国際規格の策定や普及活動に積極的に参画するなど、幅広い国際標準化活動を行っています。今回、これらの業績が評価され、受賞することができました。

※2 RFC(Request for Comments)
インターネットに関する技術の標準化作業を行う団体IETF(Internet Engineering Task Force)が発行する技術仕様書

※3 IPv6(インターネット・プロトコル・バージョン6)
IPアドレスを約2128個(約340澗個)作ることができる次世代のプロトコル

以上

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