2007年横河技報[Vol.51 No.2]

VigilantPlant アセットエクセレンス特集

アセットエクセレンス - 機器・設備管理の高度化へのアプローチ - (PDF:489KB/4ページ)

  • 小西 信彰 *1

*1 IA事業部マーケティングセンター

アセットエクセレンス特集号の導入として,そのコンセプト,技術的背景について述べ,後にアセットエクセレンス(AE)を構成する主な要素の紹介をする。加えて,導入メリット,他社連携および動向についても紹介する。


統合機器管理ソフトウエアパッケージ PRM R3.0 (PDF:358KB/4ページ)

  • 松本 浩平 *1
  • 坂本 英幸 *2

*1 YEA Singapore Development Centre R&D1
*2 IA事業部マーケティングセンター テクノロジーMKGr.

伝送器や制御バルブといったフィールド機器をはじめとし,各種プラントリソースを管理する統合機器管理ソフトウエアパッケージPRM(Plant Resource Manager)をリニューアルしPRM R3.0 とした。2001 年にPRM を出荷した後,フィールドネットワークの普及,機器診断技術の発展,設備管理に対する認識の変化などPRM を取り巻く環境は大きく変わってきた。生産基盤であるプラントを常に最良状態かつ最適なコストで維持し,理想のプラントを実現するためのプラント設備管理(Plant Asset Management: PAM)に対する要求は強く,一つのソリューションとしてAsset Excellence(AE)を当社は提案した。PRMは,プラントリソースをライフサイクルに亘り維持管理するためのプラットフォームとして,長期に使用可能なように大きく改革を施した。本稿では,設備管理を取り巻く環境,そのためのPRM R3.0 の機能について述べる。


新時代のフィールド機器管理ツールFieldMate (PDF:353KB/4ページ)

  • 廣岡 勲 *1
  • 齋藤 洋二 *2
  • 川原 瑞夫 *1
  • 村田 浩紀 *1

*1 IA事業部プロダクト事業センター プラットフォーム開発Gr.
*2 IA事業部プロダクト事業センター フィールド機器技術Gr.

当社は,新時代のフィールド機器管理ツールであるFieldMate を開発し,2006 年7 月に販売を開始した。FieldMateは,HART(Highway Addressable Remote Transducer)/FF-H1(FOUNDATION fieldbus-H1)/PROFIBUS(Process Field Bus)等の通信機能付きフィールド機器に対して,設定/調整/交換等の作業を効率的に行うためのNote PCでの使用を想定したソフトウエアである。容易な操作手順と,通信形式に依存しない統合作業環境で,フィールド機器に関する上記作を大幅に改善することを可能にした。本稿では,FieldMateの技術的特徴を紹介する。


新しいフィールド機器管理ツールの枠組みFDT/DTM (PDF:387KB/4ページ)

  • 竹内 徹夫 *1

*1 YEA Singapore Development Centre R&D3

当社はフィールド機器管理ソフトウエアFieldMateにFDT/DTM (Field Device Tool/ Device Type Manager)という,オープンで新しいフィールド機器管理ツールの枠組みを採用した。FDTはフィールド機器と制御システム/エンジニアリングツール/ アセットマネージメントシステムツールとのデータ交換インタフェースを規定している。DTMはこの枠組みの上で動作するソフトウエアコンポーネントで,フィールド機器に対してグラフィカルで判り易い操作性を実現する。当社を含め,多くのフィールド機器ベンダーがDTMを開発し提供しており,DTMは同じ枠組みを採用した他社のコントロールシステム上でも動作し,相互運用が可能となる。FDT/DTMは,プロセスオートメーションだけでなくファクトリーオートメーションの分野でも注目されている。本論文ではこのFDT/DTM の特徴および技術概要について説明する。


Asset Excellence 実現のためのフィールド機器における高度診断技術 (PDF:394KB/4ページ)

  • 結城 義敬 *1
  • 宮地 宣夫 *1

*1 IA事業部プロダクト事業センター プラットフォーム開発Gr.

Asset Excellenceは,プラントの高度な稼働率実現を目指している。稼働率の向上は,単に操業コスト低減・効率の向上だけでなく,プラントの安心・安全運転の要となる。そのためには,従来の定期点検,保全活動に加え,プラント稼働中もインテリジェントセンサーを活用した高度な予知診断技術が必要となる。差圧計,流量計などのフィールド機器では,計測値を機器内部で処理し,診断情報として上位システムに伝達することが可能となった。本稿では,例として,デジタル通信によるフィールド機器の差圧伝送器EJXおよびAXFにおける診断技術を紹介する。


統合機器管理ソフトウエアパッケージPRM における診断統合技術 (PDF:499KB/4ページ)

  • 林 俊介 *1

*1 IA事業部システム事業センター ハードウェア技術Gr.

プラントの生産設備を最適なコストで良好な状態に維持するために,その状態を的確に把握すること求められる。診断の観点ではオンライン診断のラインアップを充実させ適用範囲を生産設備全般にカバー範囲を拡げること,さらにその種々の診断結果を一元的にハンドリングして有効な情報として活用することが重要である。本文書では,横河電機の統合機器管理ソフトウエアーパッケージPRM(Plant Resource Manager)が,種々の対象に関するオンライン診断をフィールド機器などと機能分担しながらどのように実現しているか,さらには診断結果をどのように統一的にハンドリングしているかを述べる。


Asset Excellence を実現する新しい付加価値向上サービス InsightSuiteAE (PDF:350KB/4ページ)

  • 今井 龍彦 *1

*1 IA事業部PESセンター InsightSuite Gr.

フィールドバスの双方向デジタル通信の登場で,インテリジェントフィールド機器が持つ多くの計測データを遠隔で利用できるようになった。フィールドバス登場初期は,ケーブル本数や延線コストの削減など建設コスト削減メリットに焦点が当てられていたが,最近ではこれら計測データを活用した機器・設備の状態基準保全(Condition Based Maintenance:CBM)への移行が指向されてきている。生産基盤であるプラント設備を常に最良状態かつ最適なコストで維持し理想のプラントを実現する要求は強い。当社は,その1つのソリューションとして機器・設備管理の高度化へのアプローチAsset Excellence(AE)を提案し,その実現に向けて新しい付加価値向上サービスInsightSuiteAE を開始したので,本稿では,その全体像について述べる。


機器管理における保全アラームと運転との融合 (PDF:377KB/4ページ)

  • 森 宏 *1
  • 林 俊介 *2

*1 IA事業部マーケティングセンター テクノロジーMKGr.
*2 IA事業部システム事業センター ハードウェア技術Gr.

近年,FOUNDATION fieldbus機器に代表されるように,フィールド機器のデジタル化および機器の自己診断機能の発達により,機器の故障予知が可能となってきた。予知情報はメッセージとして遠隔の保全員に通知され,設備の早期保全に利用されるとともに,必要に応じて運転員に通知されることで,さらなる操業品質の向上が期待できる。多様なアラーム・メッセージを適切に通知するアラーム管理と機器・設備の状態を管理するプラント設備管理の統合によってAsset Excellence(AE)が達成されるとともに,それらと運転との融合が保全と操業のシームレス化すなわちLifecycle Excellence(LE)を実現する。本稿では,AE のプラットフォームである統合機器管理ソフトウエアパッケージPRM(Plant Resource Manager)と運転との融合による効果を紹介する。


国内におけるFOUNDATION Fieldbus 防爆計装 (PDF284KB/2ページ)

  • 小野寺 薫 *1

*1 IA事業部マーケティングセンター テクノロジーMKGr.

FOUNDATION fieldbusは,その普及と共に進化を続けている。防爆方式もその一つであり,本質安全防爆やType n防爆において,新しいコンセプトが誕生している。しかしながら,日本では国内のさまざまな事情により,海外とは異なる現状を抱えている。フィールドバスの本格導入を検討するユーザーが増加している今,海外と同等の対応を切望する声が日々高まっている。そのユーザーの声に応える第一歩として,当社は,IEC 60079-27準拠「FISCO システム」と「フィールドバリアを用いたエンティティー方式」の実現を推奨している。


トップ