2006年横河技報[Vol.50 No.3]

VigilantPlantプロダクションエクセレンス特集号

プロダクションエクセレンス -プラントオペレーションの高度化へのアプローチ- (PDF:385KB/4ページ)

  • 海堀 周造 *1

*1 取締役常務執行役員IA事業部長


高度運転支援ソリューション (PDF:440KB/4ページ)

  • 小林 靖典 *1

*1 IA事業部マーケティングセンター業種・MA開拓室

横河電機(株)では,大型装置産業のプラントにおける運転員の能力を日々向上(増力化)させ,運転時においてはその能力を最大限に引き出すための,各種高度運転支援ソリューションを提供している。ダイナミックシミュレータを核とした総合トレーニング環境であるOmegalandや,熟練運転員が持つ運転ノウハウを形式知化するソフトウエアExapilotは,運転員の増力化に非常に有効なソリューションである。また,アラームの設計支援,高付加価値化,統合監視を行うソフトウエアCAMS for HIS,高度アラームを生成するソフトウエアAAASuite,オペレーション上の改善点を定量的に洗い出すソフトウエアExaplogは,運転時における運転員の能力を最大限に引き出すために非常に有効なソリューションである。


高度制御・最適化ソリューション (PDF:318KB/4ページ)

  • 高津 春雄 *1

*1 IA事業部システム事業センターPAソリューション部

本報告では当社の提供する高度制御・最適化ソリューション(APC&O)について紹介する。APC&O は,2000年の発売以来,グローバル市場で200以上のプロジェクトにおいて納入され稼動している。プラントの状態をオンラインで推定する性状推定機能Exarqe,1プロセスユニットの制御からプラントワイドな制御まで対応できる多変数モデル予測制御機能Exasmoc,操業条件に応じて最適な運転条件を計算・設定するオンラインリアルタイムオプティマイザExaspot,制御状態を監視し高度制御機能の稼働率を高める制御性監視診断機能MDツールなどから構成される。これらを統合的にプラントへ適用することにより,プラント運転に要求される安定・安全・環境の課題を解決することができる。


モジュラー・モデリングツールVM-EQUATRAN によるオンライン運転支援システムの構築 (PDF:328KB/4ページ)

  • 浜崎 広道 *1
  • 横山 克己 *1

*1 (株)オメガシミュレーション

方程式解法ソフトウェアEQUATRANをオンラインで使用可能とするモジュラー型のモデリングツール‘VMEQUATRAN’を開発した。本稿では,VM-EQUATRAN のオンラインでの運転支援への応用を紹介する。
EQUATRANの特長である物理モデルの記述を直接モデル式(代数方程式並びに常微分方程式)とすることができる機能をそのまま継承している。これにより,特別なシミュレーション技術を持たないプロセス・エンジニアによるモデル開発を可能とした。現在は,機器単位,例えば,熱交換器,反応器などで応用されているが,プロセス全体でのオンライン運転支援への展開を目指している。


オフサイトソリューション事例 (PDF:559KB/4ページ)

  • 佐々木 重彦 *1
  • 四ノ原 弘一郎 *2
  • 篠崎 明輝子 *2

*1 SOL事業部エンジニアリング本部エンジ1部
*2 SOL事業部エンジニアリング本部企画部

横河電機(株)では,30 年以上に亘り,オフサイト領域におけるユーザーからの多種多様な要求に対し,ユーザーの利益に貢献できるアプリケーションを提案してきた。本稿では,当社が世界各国の様々な製油所に提供してきたオフサイトシステムの中から,いくつかのユニークな事例を紹介する。コンタミネーション(油の混合による汚染)を監視するために,配管ネットワーク情報を利用してアイソレーションバルブ(閉バルブ)を決定した事例や,配管に滞留した油の熱膨張による機器破損を防止するために,バルブ情報を用いて閉塞された配管を監視し,閉塞状態を検出した事例などについて記述する。また,製油所の製造工程における最後のステップであるブレンダーに着目した事例も挙げる。ブレンダーに分析計を適用した事例について,分析計の適用における注意点,分析計を使用した製品出荷,そして,ユーザーにとって使用し易い性状制御のあり方について説明を加えた。


エネルギー管理パッケージEnemapと省エネ自動制御事例 (PDF:490KB/4ページ)

  • 福沢 充孝 *1

*1技術開発本部計測制御研究所

地球環境温暖化対策のための省エネルギー,環境負荷低減への要求は益々厳しくなっており,産業および民生,運輸の部門でもエネルギーの有効利用技術が導入されてきている。エネルギー管理パッケージEnemapは,蓄積された過去の運転実績データや気象予報データなどを基にエネルギー需要を予測し,電力/ガス/重油などのエネルギーを最も有効に使う組み合わせと,設備の最適な運転方法を導出することを主目的としたソフトウエアである。これにより,省エネルギー,環境負荷低減の要求を満たすと共に,日常行う設備保全業務の支援,運転管理の効率化にも寄与することを狙っている。本報告では,Enemap の機能説明と適用事例について述べる。


トラッキング・シミュレータの水蒸気改質プロセスへの適用 (PDF:324KB/4ページ)

  • 深野 元太朗 *1
  • 尾上 寧 *1
  • 仲矢 実 *1
  • 大谷 哲也 *1

*1 技術開発本部計測制御研究所

我々はこれまでに実プロセスと同時並行して動作し,自動的にパラメータを調整しながら高い精度で実プロセスの挙動を再現することができるトラッキング・シミュレータを開発してきた。このトラッキング・シミュレータを用いることで,内部状態の可視化や予測など,プロセスの操業に対する新しい支援システムを実現する。本報告では,燃料電池向けの水蒸気改質プロセスを実際に運転しながらトラッキング・シミュレーションを実行した結果を報告する。また,反応器の出口組成の推定と可視化を行い,シミュレータを用いた操業支援の可能性を探った。


データ収集ステーションDXAdvanced DX1000/DX2000 (PDF:353KB/4ページ)

  • 福原 達也 *1
  • 土屋 剛志 *1
  • 渡邉 純一 *1
  • 鈴木 伸二 *1

*1 IAプロダクト事業センター NetSoL技術部

DAQSTATION DX シリーズの基本性能,並びに機能を大幅に強化したDXAdvanced DX1000/DX2000 を開発した。測定周期の高速化と共に,DX1000 は最大12 CH,DX2000 では最大48 CH の測定入力の多チャンネル化を実現した。DX2000においては,DAQMASTER MW100シリーズなどの外部ユニットと接続することで,最速測定周期1 秒で最大348 CH の測定が可能となる。また,表示および操作機能,ネットワーク機能,メモリ容量等の基本性能の強化に加え,防塵防滴構造を継承している。本稿では,この強化された基本性能,機能の概要ならび,専用PC ソフトウエアについて紹介する。


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