2001年横河技報[Vol.45 No.4]

IP ネットワークソリューション特集号

IT事業におけるIPネットワークソリューションの展望(PDF: 119KB / 4ページ)

  • 井 出 大 史 *1
  • 武 智 洋 *1

*1IT事業部ビジネス開発センター

インターネットが社会の情報通信インフラストラクチャーに進化しつつある。このインターネットを,社会や産業の情報通信基盤とする為には,モラルや法制度,可用性(アベイラビリティー)やセキュリティ等の課題を解決する必要がある。
本稿では,この中で技術的に解決すべきテーマを抽出し,産業構造の中に当てはめ,機能のセグメンテーションを行うと共に,その機能のあるべき姿について記述し,本稿以降に掲載する論文がシステム全体の中のどの機能となるか,及び,相対関係を明らかにした。


iDC向け統合リモート監視システム(PDF: 52KB / 4ページ)

  • 田 辺 慎 *1
  • 衛 藤 弘 樹 *1
  • 吉 田 秀 泰 *1

*1IT事業部NSビジネスセンター

統合リモート監視システムは,当社の統合リモート監視サービスpilotEyeを実現させるための中核をなすシステムで,インターネットに接続されている顧客システムの稼動状況データの収集,障害有無の判定,顧客への障害通知という一連の作業をシステマチックに行うものである。本システムは,高信頼システムの構築,システム維持運用など,インダストリアルオートメーションで培ったノウハウをIT分野に活かした監視システムである。本稿では,統合リモート監視システムのシステム概要,システムアーキテクチャについて述べる。


DDoS Attackシミュレータ(PDF: 168KB / 4ページ)

  • 永 島 秀 己 *1
  • 大 野 浩 之 *2

*1IT事業部NSビジネスセンター
*2独立行政法人通信総合研究所非常時通信グループ

インターネットをビジネスの基盤としたEC(Electronic Commerce)が活発になる一方で,不正アクセスによる被害も深刻な問題になってきている。不正アクセスによるECサイトへの攻撃は記載情報の書き換え,不正な情報取得,取得した情報の漏洩,サイトのサービスを不能状態に陥れるものまで多岐に及んでいる。これらビジネスへの新たな脅威に対処するためには,その脅威を正確に把握し,十分な対策を検討する研究あるいはそれを行うシステムが求められる。
我々は不正アクセスのうち被害が甚大で,且つ根本的な対処方法が確立されていないDDoS Attack(分散型サービス不能攻撃)に注目し,DDoS Attackを模擬実験環境上で再現し,その影響や被害の解析を行うシミュレーション設備を開発,納入するとともに,今後のセキュリティビジネスでの活用を図っている。


脆弱性情報データベースシステム(PDF: 47KB / 4ページ)

  • 横 地 裕 *1
  • 大 野 浩 之 *2

*1IT事業部NSビジネスセンター
*2独立行政法人通信総合研究所非常時通信研究室

インターネットのセキュリティに対する関心はここ数年の間に大きく高まり,インターネット上の脆弱性に関する技術的な対策の情報や,さまざまなセキュリティ関連製品/サービスが数多く出てきている。
脆弱性情報データベースはセキュリティ情報のうち大きな要素であり,対策を考える上では,網羅的であると共に情報の詳細さも必要である。同時に情報の急速な増加に対処できることも重要である。また新規の攻撃が発生した場合,既存の脆弱性データに類似の攻撃の有無を迅速に検索する必要があり,これに耐える検索性能が必要となる。そして実際の攻撃の際,あるいはそれに備える際に,これらの情報がどこにでも持ち運べることが組織的,組織間にまたがる防御に役立つ。本稿では,このような背景を踏まえて構築した,新しい脆弱性情報データベースシステムを紹介する。


IPv6通信機能をもつマイクロノードの開発(PDF: 119KB / 4ページ)

  • 米 澤 正 明 *1
  • 星 哲 夫 *1

*1IT事業部ビジネス開発センター

これから広く普及してゆくインターネット常時接続の環境下で,PC(Personal Computer)接続を必要とせずに独立してインターネットに直結し,エンド・ツー・エンドで通信する小型のネットワークデバイスである“マイクロノード”コンセプトを提唱する。このマイクロノードを実現するために,今後のインターネットの中心として使用されるIPv6(Internet Protocol version 6)を8ビットCPU上に開発,実装し,温度モニターのアプリケーションを実行するマイクロノード“HotNode”を技術実証用に開発した。本稿では,“HotNode”の概要と,Networld+Interop 2001 Tokyoでの実証試験結果を紹介する。


IPv6/IPv4 トランスレータTTB(PDF: 86KB / 4ページ)

  • 宮 田 宏 *1
  • 左治木 次 郎 *1

*1IT事業部プロダクト事業センター

IPv6/IPv4のトランスレータ“TTBシリーズ”を開発した。本システムは,IPv6/IPv4トランスレーション機能と,DNSプロキシ機能からなる。本システムは,TRT(Transport Relay Translation)方式により,IPv6からIPv4へのプロトコル変換を実現する。本システムを利用することで,IPv6のクライアントは,IPv6のサーバにアクセスする場合と同様に,IPv4のサーバにアクセスすることが可能になる。本稿では,本システムの動作原理と利用実績を紹介する。


計測データインターネットデリバリーサービス“@データポストマン”(PDF: 187KB / 4ページ)

  • 駒 米 隆 *1
  • 榎 本 昭 廣 *1
  • 藤 原 明 夫 *1
  • 廣 田 充 伸 *2

*1IT事業部データポストマンPJT
*2株式会社工学気象研究所

産業のIT化へのパラダイムシフトの中で,横河電機は当社の強みである“計測,制御,情報”の経験を生かし,計測データのインターネットデリバリーサービス“@データポストマン”を開始した。@データポストマンは,顧客に代わって遠隔地の設備や無人の施設などの温度,圧力,液位,或は機器の故障などの様々な計測データを収集・管理し,顧客の必要とする形に編集した上で配信するサービスである。
具体的事例として,送電線の着雪状態監視システムへの応用を示す。


OmegaLand 外部接続(PDF: 136KB / 4ページ)

  • 穴 澤 孝 夫 *1
  • 井 上 正 広 *2

*1株式会社オメガシミュレーション
*2テクノシステム九州株式会社

OmegaLandは,(株)オメガシミュレーションが開発した統合ダイナミックシミュレーション環境でありプラントモデルをコンピュータ上に構築して,リアルタイムに実際のプラントの動きを模擬するバーチャルプラントを組み込んだシステムとして使用することができる。このバーチャルプラントを用意された3種類の接続方法で,他システムや他ソフトウェアツールと有機的につなぐことで,OmegaLandの多様な使い方を可能としている。例えば,実プラントの代わりに,このバーチャルプラントをDCS(分散制御システム)と接続すると,実機DCSを使った運転訓練シミュレータが構築できる。また,モデル予測制御パッケージや運転支援パッケージを実プラントに適用する前に,バーチャルプラントを使ってそれらのパッケージの動作やチューニングの検証に使用することができる。


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