2001年横河技報[Vol.45 No.1]

サービス特集 食品・医薬品特集号

サービスビジネスの動向と当社の取り組み(PDF: 93KB / 4ページ)

  • 山 根 巖 *1

*1IA事業本部 サービス事業部

保全業務においては,「設備管理」をキーコンポーネントと位置づけ,データの診断・分析に基づくソリューション型サービスを指向している。また,テクノロジー・インフラ・リソース・ノウハウの4本の柱をベースにした新しいサービスビジネスの展開を模索し,お客様のライフサイクルにおける経営効率改善に寄与していきたいと考えている。


新たな計装保全モデルの提案(PDF: 50KB / 4ページ)

  • 濱 田 淳 一 *1
  • 中 村 一 幹 *1

*1横河エンジニアリングサービス株式会社

本稿は計装保全事業の新たなビジネス・モデルを提案している。このモデルは「ユーザ」と「メーカ」が計装保全領域を互いに共有化し,双方の長所を生かす企業体である。このモデルの機能は,計装保全の技術の向上,保全費用の適正化および機会損失の削減を可能にする。筆者らはこのモデルを使用して石油精製プラントのFeasibility Studyを行い,効果を確認した。このモデルは,参加する企業の規模が拡大すれば更に大きな効果が期待できる。


循環型社会に対応するメンテナンスサービス -DCSバリューアップ事例紹介-(PDF: 148KB / 4ページ)

  • 瀧 川 憲 *1

*1IA事業本部 サービス事業部

当社の分散型制御システムCENTUM-Vは更新期を迎えつつある。リプレースにはいくつかの手段があるが,ここでは診断技術に基づく段階的更新手法(ヴァリューアップ)について提案する。同時に,環境保全のために資源の有効活用を目指しており,IOカードをリユース(再利用)するための再生手法の具体例,及び更新時に発生する遊休部品の回収・再利用の仕組みについても紹介する。


フィールド計器の保全手法研究(PDF: 68KB / 4ページ)

  • 板 倉 浩 *1
  • 北 良 平 *1
  • 瀬 戸 泰 子 *1
  • 太 田 啓 和 *1

*1IA事業本部 サービス事業部
*2横河エンジニアリングサービス株式会社

本稿では,電子式差圧・圧力伝送器を中心とした保全手法に関する研究成果について紹介する。ユーザーから得られる情報を最大限に活用し,かつ設計時の信頼性データ・実験結果なども考慮し,2つの側面から計器の保全手法を調査した。
1つは過去の校正(点検時の精度検査)記録を活用し,その時間変化を定量評価することで,近い将来の動作を予測する。この手法は,校正(点検)作業の時期を求めることに活用できる。もう1つは,実際にプロセスで使用された伝送器の劣化状態を定量的に把握し,劣化度を求めることで健全性の確認や更新時期の推定を行うものである。


ボイラリフレッシュエンジニアリング(PDF: 147KB / 4ページ)

  • 浅 居 秀 樹 *1

*1IA事業本部 ソリューション営業統括本部

「ボイラリフレッシュエンジニアリング」(以下BLRREと表記)は,現在運転中,または運転再開予定のボイラプラントを対象としたソリューション提案型の商品である。ボイラ簡易診断(運転データの収集と解析,補機適正運転状態,制御システムの最適制御状態などの各診断)と共に,各種計測施工状態及び測定センサーの妥当性の調査を実施する。それらの結果から,運転効率改善,運転コストの低減,環境汚染への影響である排ガス規制への対応法など,あらゆる角度からソリューションを提案する。本稿では,この商品について紹介する。


HY-ACCSによるオンライン防食制御サービス(PDF: 62KB / 4ページ)

  • 本 田 達 穂 *1
  • 車 戸 宏 *2

*1IA事業本部 サービス事業部
*2東株式会社

プラントの防食面からの運転は,これまで殆ど手動で行われているのが現状である。これを改善すべく,この度腐食環境因子(pHや塩素イオン濃度等)をオンラインモデルに拠る予測を行うことにより自動化を可能にした防食制御システムを開発した。またこのシステムは,リモート端末で専門的な知識を必要とするモデルと制御のチューニングを,定期的なサービスとして行えるようになっている。
本サービスは,防食剤ベンダーの伯東株式会社との共同開発に拠るものである。現在石油精製装置で最も腐食環境の大きな原油常圧蒸留装置への適用事例を有しており,防食剤の適正化による消費量の削減と設備の寿命延長の効果を得ることができる。


ITを活用したサービスの変革(PDF: 89KB / 2ページ)

  • 小 林 聡 *1

*1IA事業本部 サービス事業部

インターネットに代表されるITの急速な進歩には目を見張るものがあり,確実にお客様との距離を縮める効果をもたらしている。サービスにおいても,ITを活用する新しい形態を模索する動きが活発化してきている。
本稿では,お客様とメーカでの情報共有をベースに人(役務)と物との連携にITを活用することで変革が期待できる「お客様との対応時間」・「お客様との距離」・「お客様への配慮」ついて検討していく。


プラントネットワークセキュリティ(PDF: 48KB / 4ページ)

  • 福 山 真 一 *1

*1IA事業本部 システム事業部

プラントをネットワーク経由の不正アクセスから守るための,プラント総合セキュリティ対策サービスを紹介する。このサービスは,通産省“大規模プラントネットワークセキュリティ委員会”での活動成果を基に,プラントにおける総合セキュリティ対策を提供するものである。本サービスは,プラントネットワークに対するリスク分析を基にしたセキュリティポリシーの構築,技術的対策の提供,更に継続的なセキュリティ対策の実施を目指した不正アクセス監視サービスの提供を行うことで,永続的にプラントをセキュアに保つことを目指している。


横河電機のネットワークセキュリティ製品IS1000/IS700(PDF: 156KB / 4ページ)

  • 荒 澤 永 樹 *1
  • 中 村 昌 文 *1
  • 行 田 茂 *2

*1T&M事業部 通信ネットワークテスティング開発部
*2T&M事業部 東京営業部

当社では2000年4月からInternet Security Systems社製のネットワークセキュリティ製品RealSecure Network Sensor ,Internet Scanner ,Database Scanner ,RealSecure OS sensorを扱ってきており,この中のRealSecure Network Sensor用に,ステルス構成と大容量バッファを持つNICを装備した専用機を共同開発した。


サービス部品販売のe-コマースサイト“iPartsDirect”(PDF: 300KB / 4ページ)

  • 細 井 純 *1

*1IA事業本部 サービス事業部

当社の工業計器,計測器のメンテナンスに必要なサービス部品(補用品・消耗品,保守部品が対象)をインターネットのホームページから発注・購入できるe-コマースサイト「iPartsDirect」を開設した。会員制で24時間注文を受け付けており,翌日配送のサービス等もあり,迅速な調達を可能にした。


食品・医薬品製造における最近のシステム化動向(PDF: 33KB / 2ページ)

  • 瀧 田 誠 治 *1

*1IA事業本部 ソリューション営業統括本部

近年,当社が提供する制御システムでは制御系情報と生産管理系情報のシームレスな結合が柔軟にできるようになってきており,工場単位での単独製造実施管理から工場全体をカバーする統合製造実施管理まで幅広いソリューションの提供をしてきている。ここでは食品・医薬品製造における最近のシステム統合化動向を紹介する。


マルチパーパス原薬製造管理システムの構築(PDF: 51KB / 4ページ)

  • 中 山 俊 *1
  • 関 橋 雄 一 *1

*1IA事業本部 ソリューション営業統括本部

コンピュータが様々な制御・管理分野で使われるようになり,各機器の性能も向上した。更に危険雰囲気エリアで用いるヒューマンマシンインタフェースも登場してきたことにより,医薬品製造現場の省力化に大きな貢献ができるようになった。各種設定,工程管理,分析などの複数の製造指図に対応し,現場作業や手動介入ができることが要求されるこれら作業には,人為的ミスの防止策が必要不可欠である。更にパラメータ等の変更時には充分なセキュリティを確保し,その操作履歴も要求される。品種切り替え時に必要な設備の洗浄を自動的に実行し,厚生省GMP (Good Manufacturing Practice )やcGMP (Current Good Manufacturing Practice )のコンピュータバリデーションに対応したシステムを構築・納入した。


オペレーションコスト最適化を実現する医薬品生産管理システム構築の事例(PDF: 50KB / 4ページ)

  • 浪 岡 幸 彦 *1

*1IA事業本部 ソリューション営業統括本部

医薬品業界では現在ERPの導入が盛んである。これにより企業生産システムとして多くの成果を挙げてきている。このような時流の中でB社は一早く戦略的且つトータルな生産運営を目指した市場対応型の統合生産システムを構築し,稼動をはじめている。当社のMESパッケージであるCIMVisionMKⅡ- pharmsを含むこのシステムの真の狙いはTCO削減であり,オペレーションコスト最適化を追求する共に全社在庫30 %削減,製造工数10%の低減に向けて生産運営をしている。このゴール達成を目指すと共にB社企業生産マネージメント実現に向けた継続的な革新が進められている。


次世代生産システムの構築 カゴメ株式会社における新生産管理システム「SHIP」

  • 磯 部 智 *1
  • 三 輪 克 行 *2

*1IA事業本部 ソリューション営業統括本部
*2カゴメ株式会社

カゴメ株式会社では,過去,HOSTシステム(基幹業務系)のバッチ処理による情報支援により,各工場が,それぞれの判断で,最短の週単位,通常は月単位の生産計画を基に生産活動を行っていた。そこで,商品供給の小口化,コストの低減という時代の要請に応えるため,プロジェクトを発足させた。「最良の工場運営及び本社と工場のフォーメーション経営」を掲げ,ITを活用しての情報の共有と業務組織の革新を遂行,情報と仕事と組織の構造を一致させることを目指した。プロジェクトは当社情報系システム構築エンジニアリング体系であるENTRYのシナリオに準じて推進した。システムの範囲は生産に携わる本社と全国6工場とし,業務改革を実現するこのシステムをSHIPと呼ぶ。
本稿では業務改革を目指して遂行したシステム構築プロジェクトについて詳説する。


各種食品プロセスへの分析計の適用事例(PDF: 84KB / ページ)

  • 千々岩 八 束 *1

*1IA事業本部 環境機器事業部

近年食品プロセスの合理化が進み,生産管理や製品の品質管理において,分析計の使用が増えている。代表的な「導電率計による境界面検出,CIPの事例」,「振動式密度計によるビールエキスの発酵度の事例」,「水処理で使われる水質計の特長」などを紹介する。更に,最近の品質規格で話題になっている「HACCP ,GMP及び校正証明書」についても述べる。


運転効率向上支援パッケージ“Exapilot Lite”(PDF: 111KB / 4ページ)

  • 新 名 伸 仁 *1
  • 佐 藤 恵 二 *1

*1IA事業本部 システム事業部 ソリューションセンター

運転効率向上支援パッケージ“Exapilot Lite”を開発した。プラント操業におけるオペレーションコストの削減は,大きな課題の一つである。運転効率を向上させ,収益を最大にするためには,スタートアップ,シャットダウン,ロードチェンジ,グレードチェンジに代表される,オペレータ主体の手動運転の自動化が課題である。
Exapilot Lite Windows版は,運転ノウハウを持った運転部門のオペレータが,手動運転の半自動化シーケンスを容易に構築・実行できる「運転効率向上支援パッケージ」である。
Exapilot Liteでは,独自にフローチャート実行プロシージャ生成アルゴリズムを開発し,フローチャートで記述された運転手順を半自動シーケンスとして動作させることを実現した。


OmegaLand開発コンセプトと機能概要(PDF: 224KB / 4ページ)

  • 三 浦 真太郎 *1
  • 横 山 克 己 *1

*1株式会社オメガシミュレーション

株)オメガシミュレーションは,シミュレーションとモデリングの豊富な経験と実績を生かして,新しいコンセプトによるプラントの統合ダイナミックシミュレーション環境OmegaLandを開発した。OmegaLandは,最先端の技術で開発されたダイナミックシミュレータVisual Modelerを核とし,その他要求される様々な機能を,独立性の高いモジュールに整理,分割することで,ユーザの多様なニーズに応えられる構造とした。プロセスの設計・解析,教育シミュレータ,運転訓練シミュレータ,制御システムの検証,運転支援や運転最適化と広範囲な応用が可能である。


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