当社の歴史は、1915年(大正4年)9月1日、東京府渋谷町(現在の渋谷区渋谷3丁目付近)に設立された「電気計器研究所」(所員数4人)から始まりました。 第二次世界大戦、高度経済成長、オイルショック、バブル崩壊や円高不況など激動する社会・経済情勢を乗り越え、100年後の今日、 グループ全体の従業員数およそ2万人、制御分野におけるリーディングカンパニーの一つに数えられるまで成長を遂げました。
1915年9月 | 建築家・工学博士の横河民輔が、横河一郎、青木晋らとともに、東京府渋谷町に電気計器研究所を設立 翌年、横河電機製作所と改称 |
1917年6月 | 電気計器を発売 日本の電気計器国産化の先駆けとなる |
1920年12月 | 株式会社組織とし、(株)横河電機製作所となる |
1927年8月 | ![]() |
1933年5月 | 航空計器、流量・温度・圧力等の自動調整装置の研究・製造を開始 |
1935年11月 | 本社を吉祥寺工場へ移転 |
1948年10月 | 株式を一般に公開 |
1950年12月 | 日本初の電子管式自動平衡計器を完成 |
1955年6月 | フォックスボロー社(米国)と工業計器に関する技術援助契約を締結 |
1957年10月 | 北米営業所 Yokogawa Electric Works, Inc.を設立 |
1964年12月 | 工業用分析計市場に本格進出 |
1966年0月 | 渦流量計を完成し、製造・販売を開始 |
1974年3月 | シンガポール工場 Yokogawa Electric Singapore Pte. Ltd.を設立 |
1974年7月 | 甲府工場(現在の甲府事業所)が操業開始 |
1974年10月 | オランダにヨーロッパ営業所 Yokogawa Electric (Europe) B.V.を設立 |
1975年6月 | 世界初の分散形制御システム、総合計装制御システム「CENTUM®」を発表 |
1983年4月 | (株)北辰電機製作所と合併し、横河北辰電機(株)に社名を変更 |
1986年10月 | CI(コーポレート・アイデンティティ)を実施、横河電機(株)に社名を変更 |
1988年7月 | 高周波測定器分野へ本格参入 |
1990年7月 | バーレーンにYokogawa Middle East E.Cを設立 |
1994年4月 | 小峰工場が操業開始 |
1996年4月 | 共焦点レーザ顕微鏡スキャナを発売、バイオテクノロジー分野に参入 |
2002年10月 | 安藤電気(株)の全株式を取得 |
2006年1月 | ライフサイエンス事業の戦略拠点、金沢事業所が操業開始 |
2008年7月 | 新薬開発を支援するバイオテストシステムを開発、 創薬支援システム市場に本格参入 |
2010年4月 | 測定器ビジネスを横河メータ&インスツルメンツ(株)に統合 |
2013年11月 | 国内制御事業の販売、エンジニアリング、サービスを担う、横河ソリューションサービス(株)が発足 |
2015年5月 | 中期経営計画「Transformation 2017」を発表 |
2015年9月 | 創立100周年 |
2016年4月 | KBC Advanced Technologies plcを買収 |
2018年5月 | 中期経営計画「Transformation 2020」を発表 |
2021年5月 | 中期経営計画「Accelerate Growth 2023」を発表 |
創業の精神
創業にあたって横河民輔が所員に語りかけたこの言葉は、横河電機の100年有余の歴史をつらぬく創業の精神として今日まで受け継がれています。
企業理念
YOKOGAWAは計測と制御と情報により
持続可能な社会の実現に貢献する
YOKOGAWA人は良き市民であり勇気をもった開拓者であれ
企業理念は、YOKOGAWAの将来の進路や将来の姿を今日的視点から明確にしたものであり、その根底には創業の精神が脈々と生きています。
ブランド&アイデンティティ
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事業概要
事業環境の変化を踏まえYOKOGAWAがこれまで磨き上げてきた技術、ノウハウや強みを生かせる事業領域を成長させていくために、2021年度より従来の製品や機能を中心とした組織から業種軸による事業セグメントに変更しました。制御事業の業種軸の事業セグメントとして、エネルギー&サステナビリティ、マテリアル、ライフの3つを設定しています。
また、2021年度より事業セグメントの「計測事業」の名称を「測定器事業」に変更しました。併せて、旧「計測事業」に含まれていたライフイノベーション事業を「測定器事業」から「制御事業」にセグメント変更しています。
制御事業
制御事業は、プラントの生産設備の制御・運転監視を行う分散形制御システムなどを提供、さまざまな産業の発展を支えてきました。プラントのライフサイクルにわたり、現場から経営レベルまでのお客様の価値を最大化する総合的ソリューション、生産性向上のための各種ソフトウエア、生産制御システム、流量計、差圧・圧力伝送器、プロセス分析計、プログラマブルコントローラ、工業用記録計等を提供しています。デジタル技術が著しい進歩を遂げ、ビジネス環境が大きく変化するなかでお客様のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、自律化が進んだ産業界の未来に向けてIA2IA(Industrial Automation to Industrial Autonomy)の歩みを進めています。
- エネルギー&サステナビリティ事業
エネルギーの有効活用とサステナブル社会の実現に貢献し、地球環境を守る事業です。YOKOGAWAは、オイル&ガス、石油化学、再生可能エネルギー、電力、エネルギーマネジメント(EMS)およびエネルギーストレージ分野における現場の知見とお客様との信頼関係を生かし、多様化するエネルギーの生産、供給、利用、廃棄、リサイクルのバリューチェーン全体にわたって安全かつ最適な運用を支えます。 - マテリアル事業
便利で快適な物質社会と循環型社会を両立させる事業です。YOKOGAWAは、高機能化学、バイオマスマテリアル、紙パルプ、繊維、鉄鋼、非鉄、マイニング、モビリティおよび電気・電子分野のお客様に、生産性向上、環境負荷の低減、エネルギーの効率利用を実現するソリューションを提供していきます。 - ライフ事業
人々の命を支え、健康と安全を守る事業です。YOKOGAWAは、医薬品、医療に加え、誰もが安心して口にできる安全な水と食料の供給に貢献します。医薬品、食品分野のバリューチェーン全体で、他領域にて長年培ってきたセンシングや制御の技術で新しい製品や生産プロセスの革新を支えます。水分野では、遺伝子解析や科学機器で培った計測技術を用い、デジタルトランスフォーメーション(DX)を実現していきます
測定器事業
産業のマザーツールである測定器は、YOKOGAWA創立以来の事業です。電力、電圧、電流、光、圧力などの物理量の高精度な測定技術を生かし、環境関連の電気エネルギー関連や光通信関連分野のお客様の課題解決のためのサービスを含めたトータルソリューションを提供します。
航機その他事業
サービス提供事業者にとって、使いやすく、運用負荷を抑えた産業用IoT(IIoT)のハードウエア、ソフトウエア、クラウド環境を提供するソリューション事業を展開していす。また、航空機向け計器のビジネスも手掛けています。