横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

先進的な糖鎖関連の技術で世界をリードする糖鎖工学研究所と資本・業務提携

2021年12月24日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:奈良 寿)は、細胞の代謝や機能変化に影響を与える糖鎖の人工合成において、先進的な技術で世界をリードする株式会社 糖鎖工学研究所(本社:京都府京都市 代表取締役社長:朝井 洋明)に出資したことをお知らせします。糖鎖や分子の構造を活用したバイオ合成プロセスの確立とバイオ医薬品の生産プロセスを最適化するプラットフォームの構築を目指し、連携していきます。

 バイオ医薬品は一般的な化学合成による医薬品に比べて、副作用のリスクが少なく薬効が高いため、将来への期待が高まっています。創薬の基盤確立と産業化のためには多岐にわたる技術が必要であり、糖鎖の構造を高度に制御する技術もそのうちのひとつです。糖鎖は細胞同士の種類の識別や情報伝達を行うなどの役割があり、様々な疾患にも関連するため、糖鎖機能の解析と、適用用途に合わせた設計、合成、生産をスムーズに進めることができれば、バイオ新薬の開発と実用化が促進され、市場のさらなる拡大が見込まれます。

 糖鎖工学研究所は、複雑で多様なパターンや構造をもつ糖鎖のライブラリーを構築し、糖タンパク質を有効成分とするバイオ医薬品の中に、設計した糖鎖を組み込む技術をもつベンチャー企業です。糖タンパク質を高機能化させるだけでなく、高純度な糖鎖の生産にも成功しています。医薬品工場での品質管理や製造の実行管理、生産性の向上において豊富な実績をもつ当社のノウハウと融合させることでシナジーの最大化を図り、取り扱いが困難な糖鎖構造を精密に制御し、バイオ医薬品の品質の確保と安定供給に寄与していきます。

 糖鎖工学研究所 代表取締役の朝井氏は次のように述べています。「バイオ医薬品の開発において、糖鎖構造を制御することが大変重要になります。しかし、糖鎖の本数、位置、構造を自由に設計し、規制要件に適合する品質を厳格に管理、維持するためには、極めて高度な知識と技術が必要です。横河電機との連携を深め、コストを抑えたバイオ医薬品の開発と生産効率の改善により、革新的なバイオ医薬品が広く普及していくことを願っています。」

 横河電機 常務執行役員マーケティング本部長の阿部剛士は、次のように述べています。「糖鎖工学研究所の糖鎖合成の技術は、次世代に向けて新しい価値を創造していくことを確信しています。人々の健康を守る医薬、食品に加え、バイオ素材等にも展開させることが可能です。バイオ合成プロセスの共同研究を加速させ、効率的な生産プラットフォームを確立し、バイオエコノミー社会の実現に貢献する数々のイノベーションを起こしていきます。」

株式会社糖鎖工学研究所(GlyTech, Inc.)の概要

  • 設立:2012年4月
  • 代表取締役:朝井洋明
  • 社員数:22名
  • 事業内容:ヒト型糖鎖を利用した創薬、糖鎖製造を基盤とした医薬品開発の支援
  • 所在地:京都府京都市下京区中堂寺南町134番地 京都リサーチパーク1号館2階
  • ホームページ:https://www.glytech.jp/

以上

本文中で使用されている会社名、団体名、商品名、サービス名およびロゴ等は、横河電機株式会社、株式会社糖鎖工学研究所、各社および各団体の登録商標または商標です。

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