2021年3月23日発表
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:奈良 寿)は、OpreX™ Analyzersのラインナップとして、上水道施設向け高感度透過散乱形濁度検出器「TB800D」、透過散乱形濁度検出器「TB810D」、無試薬形遊離塩素検出器「FC800D」、残留塩素検出器「RC800D」、およびそれらを制御する専用変換器の濁度/残塩用液分析計「FLXA402T」を開発、4月5日に国内で発売しますのでお知らせします。日本の上水道を長年支えてきたYOKOGAWAの浄水処理の計測・制御技術に、効率的な事業の運営・管理を支援する機能を加えたことで技術者の減少や広域化が進む上水道事業の維持・効率化に貢献します。
左から、FC800D、FLXA402T、TB800D
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厚生労働省の「最近の水道行政の動向」によると、日本では人口減少に伴い、上水道の需要減と水道事業を運営・管理する作業員の人材不足が進んでおり、給水人口が少ない水道事業体においてはとくにこれらの課題が顕著です。
そのため当社では、限られた工数で広域の上水道事業の運営・管理ができるよう、機器のメンテナンス作業時間や回数を低減させ、リモート監視が可能な運用効率の高い製品の開発を行いました。
上水道施設
OpreXとは、制御事業の包括的ブランドです。お客様との価値共創を通じて培ってきたYOKOGAWAのテクノロジーとソリューションの卓越性を表し、YOKOGAWAの全ての制御関連製品、サービスとソリューションを包含しています。OpreX Transformation、OpreX Control、OpreX Measurement、OpreX Execution、OpreX Lifecycleの5つのカテゴリーから成り立ち、TB800D、TB810D、FC800D、RC800D、FLXA402TはOpreX Measurementの製品・ソリューション群の一つであるOpreX Analyzersに属しています。OpreX Measurementは、高精度な測定、データ収集、分析を可能にする現場機器やシステムを意味します。
YOKOGAWAはこのブランドのもと、お客様のビジネス課題解決の視点で、お客様の変革と成長を支援する統合ソリューションを提供していきます。
以上
本文中で使用されている会社名、団体名、商品名、サービス名およびロゴ等は、横河電機株式会社、各社および各団体の登録商標または商標です。
FLXA402をベースにした、濁度/残塩用の変換器です。FLXA402の優れた操作性はそのまま、濁度検出器、残塩検出器と、組み合わせることができます。また、複数の検出器を接続することができ、pH検出器、導電率検出器も使用できます。デジタル通信に、Modbus通信をサポートし、IIoT環境の構築にも貢献。設置・運用コストの削減を実現します。