横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

OpreX Asset Management and Integrityのラインアップとして機能を強化した統合機器管理ソフトウェアパッケージ「PRM R4.04」を開発・発売 ~調節弁診断機能の強化によりプラントの予知保全を支援~

2020年10月15日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:奈良 寿)は、OpreX™ Asset Management and Integrityのラインアップとして、プラントで使用されている大量の監視制御用機器や製造装置の情報を集中管理する、統合機器管理ソフトウェアパッケージ「PRM™ R4.04」を開発、11月20日に発売しますのでお知らせします。

 「PRM R4.04」は、機器・設備の診断機能の強化および当社製品との連携強化、最新の動作環境への対応を行いました。今回の機能強化で、お客様のプラント操業においてさらなる安全・安心の確保に貢献します。

開発の背景

 製造業各社の設備保全部門では、プラントで使用している大量の監視制御用の機器や製造設備の状態を機器管理システムで一元管理しています。当社は、機器の異常傾向を迅速に把握してプラントの安全運転につなげるとともに生産性を向上させたいというお客様のニーズに対応するため、機器管理システムの機能をもつ「PRM」を継続的に強化しています。

 2019年11月に発売した「PRM R4.03」では機器の劣化診断や使用状態を可視化する当社のソフトウェア「InsightSuiteAE(インサイトスイートAE)スターターエディション」を組み込み、プラントにおける重要設備の1つである調節弁の診断機能を追加しています。今回発売する「PRM R4.04」では、調節弁の異常を示す判定値への到達を予測する機能を追加することで、異常となる前に対策を講ずる時間を確保することでお客様の安全・安心とメンテナンスの効率化に貢献します。

機能強化の特長

  1. 調節弁メンテナンスの効率化を支援
     InsightSuiteAEでお客様に最も使われている診断機能の1つである調節弁診断に「異常到達日予測機能」を追加しました。この機能は、調節弁の状態が事前に設定した異常判定値(異常と判定する閾値)に、到達する日にちを予測する機能です。これまでの調節弁診断では、機器が異常となる傾向を把握できましたが、今回の機能追加により、性能が劣化傾向にある調節弁および関連設備への、故障発生前の事前対処がさらに容易になります。計画外の緊急保全の削減や、異常判定値に到達すると予測された日にちから逆算してあらかじめ人員や予備品を手配するなど、保全業務や対策を事前に計画できることによるメンテナンス効率の向上が期待できます。

    異常到達日予測グラフ
    異常到達日予測グラフ

  2. 製品間の連携機能を強化
     「PRM」のメンテナンスアラーム機能が、統合生産制御システム「CENTUM™ VP」の最新機能「統合アラーム管理サーバ(Unified Alarms and Conditions Server: UACS)」に対応しました。CENTUM VPのUACSはアラーム管理の国際標準規格ISA18.2-2016に準拠しています。今回の機能強化で、運転員は最新のアラーム管理環境下でメンテナンスアラームを受け取れるようになります。
     また、中小規模向け計装システム「STARDOM™」の自律型コントローラFCN-500におけるサポート可能なユニット数を3から9に増加させました。「PRM」から監視できるユニット数を増やすことで、より効率的な監視が可能となります。
  3. 最新のWindows OS/Office環境に対応
     Windows 10 Enterprise 2019 LTSC (64bit) およびOffice 2019に対応しました。これにより、お客様の長期安定操業に貢献します。

「PRM(Plant Resource Manager)」について

 プラントで使用されている大量の監視制御用の機器、製造装置の状態および保全情報を集中管理するソフトウェアパッケージです。フィールドデジタルの主要通信プロトコル(FOUNDATION™フィールドバス、HART®、ISA100 Wireless™、PROFIBUS)に対応し、他社製の機器や診断・調整ソフトも「PRM」から幅広く活用できます。「PRM」は、機器・装置のオンライン監視機能やオンライン診断機能など、保全員の作業を支援するさまざまな機能を搭載しています。現場で活用される機器調整・設定・管理ソフトウェア「FieldMate™」と双方向に連携するため、「PRM」が持つ機器の最新情報を現場で活用できます。また、統合生産制御システム「CENTUM VP」から「PRM」の機器情報を参照することで、保全情報を活用した運転を支援します。

OpreXとは

 OpreXとは、制御事業の包括的ブランドです。お客様との価値共創を通じて培ってきたYOKOGAWAのテクノロジーとソリューションの卓越性を表し、YOKOGAWAの全ての制御関連製品、サービスとソリューションを包含しています。OpreX Transformation、OpreX Control、OpreX Measurement、OpreX Execution、OpreX Lifecycleの5つのカテゴリーから成り立ち、PRMはOpreX Transformationの製品・ソリューション群の一つであるOpreX Asset Management and Integrityに属しています。OpreX Transformationは、企業活動全体を俯瞰し、生産からサプライチェーン、リスク管理や経営までの領域を含む卓越したオペレーションを実現する包括的ソリューションを意味します。
 YOKOGAWAはこのブランドのもと、お客様のビジネス課題解決の視点で、お客様の変革と成長を支援する統合ソリューションを提供していきます。

主な市場

石油・天然ガス、石油化学、化学、鉄鋼、紙パルプ、電力、水処理など製造業全般

用途

  • プラントのフィールド機器の立ち上げ支援
  • 保全業務の支援
  • プラントの運転業務の支援

以上

本文中で使用されている会社名、団体名、商品名、サービス名およびロゴ等は、横河電機株式会社、各社および各団体の登録商標または商標です。

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