OpreX Control and Safety Systemの中核製品、統合生産制御システム 「CENTUM VP R6.07」を開発、発売 ~フィールドデジタル技術による統合操作監視対象の拡大で生産性向上に貢献~

2019年7月16日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:奈良 寿)は、OpreX™ Control and Safety Systemの中核製品の一つである、 統合生産制御システム「CENTUM™ VP(センタム・ブイピー)」の機能を強化した「CENTUM VP R6.07」を開発し、7月18日から発売しますのでお知らせします。
 今回の機能強化では、産業用ネットワークPROFINETに対応するとともに、エンジニアリング効率を高めるため、統合エンジニアリング環境「オートメーション・デザイン・スイート(ADスイート)」の機能を強化しました。当社は、お客様の最新のニーズに対応し、お客様の生産性向上に貢献します。

統合生産制御システム 「CENTUM VP」
統合生産制御システム 「CENTUM VP」

開発の背景

 「CENTUM VP」は、プラントの設計からエンジニアリング、システム・機器の据え付け、生産立ち上げ、さらには稼働後のメンテナンス、改修や変更を経て運転を終了するまで、プラントのライフサイクルにわたり、最適な操作監視・エンジニアリング環境をお客様に提供する統合生産制御システムです。当社は、お客様の最適操業を長期にわたり実現するシステムとして、従来の「CENTUM」との互換性を継承しながら、継続的に「CENTUM VP」の機能強化を図っています。
フィールド機器と制御システムの間に、オープンなデジタル通信を導入すると、最適な機器の選定や、設備保全にデータを活用できるようになります。フィールドデジタル技術のプラントへの導入が進み、それぞれの設備に適した通信プロトコルが採用されています。そこで、「CENTUM VP」に接続できる通信プロトコルの種類を増やし、「CENTUM VP」で統合操作監視できる機器・設備の対象を拡大しました。
また、プラントの新増設時のエンジニアリング作業の効率向上に対するニーズに対応し、エンジニアリング支援ツールの機能を強化しました。

製品・ソリューションの概要

  1. 産業用ネットワークPROFINET対応で、統合操作監視対象を拡大
     欧州のお客様を中心に採用が増えている産業用ネットワークPROFINETに対応した通信IOカードを開発しました。これまで対応していたFOUNDATION™フィールドバス、HART®、PROFIBUS-DP、ISA100 Wireless™に加え、PROFINET対応機器も「CENTUM VP」から操作監視ができるようになります。PROFINETは、主にモーターの動力電源を集中して制御する動力盤(モーターコントロールセンター)やPLC(プログラマブルコントローラ)などのネットワークに導入されている、Ethernet®ベースでリアルタイム性に優れた通信プロトコルです。
  2. エンジニアリング効率を向上
     統合エンジニアリング環境「オートメーション・デザイン・スイート(ADスイート)」の機能を強化しました。「ADスイート」は、制御ロジックや設計情報などをモジュール化し、モジュールを組み合わせることで制御アプリケーションやアラームを設計できるエンジニアリング支援ツールです。今回、モジュールをグループ化できる機能を追加したことで、モジュールを組み合わせて構築したアプリケーションを類似アプリケーションに再利用することや効率よくカスタマイズすることが可能になりました。また、シーケンス制御ロジックをモジュールライブラリに追加しました。化学プラントを中心に、頻繁に行われるシーケンス制御を含む制御プログラムを変更する作業の効率が向上します。

主な市場

石油・天然ガス、石油化学、化学、電力、紙パルプ、薬品、食品、鉄鋼、上下水道、非鉄、金属、セメントなど

用途

プラントの運転監視と自動制御

CENTUMシリーズについて

 「CENTUM」は、当社が1975年に発表した世界初の分散形制御システム(Distributed Control System:DCS)で、当社の旗艦システムです。「CENTUM VP」は、シリーズ9世代目の製品で、40年以上にわたって培った技術と経験を集約し、従来の「CENTUM」との互換性を継承しつつ、最新の技術を取り入れながら進化し続けています。2014年に発売した「CENTUM VP R6.01」を皮切りとした「R(リリース)6」では、「スマートエンジニアリング」「スマートオペレーション」「スマートコントロール」「サステナブルプラント」の実現を目指して継続して機能強化をしており、今回は「スマートエンジニアリング」「スマートコントロール」をさらに発展させるために新しい機能を開発しました。

OpreXとは

 OpreXとは、制御事業の包括的ブランドです。お客様との価値共創を通じて培ってきたYOKOGAWAのテクノロジーとソリューションの卓越性を表し、YOKOGAWAの全ての制御関連製品、サービスとソリューションを包含しています。OpreX Transformation、OpreX Control、OpreX Measurement、OpreX Execution、OpreX Lifecycleの5つのカテゴリーから成り立ち、CENTUM VPはOpreX Controlの製品・ソリューション群の一つであるOpreX Control and Safety Systemに属しています。OpreX Controlは、お客様の経営、操業、業務の変革に迅速に対応し、高効率、高品質、安全で安定した操業基盤を支える高信頼の制御テクノロジーを意味します。
 YOKOGAWAはこのブランドのもと、お客様のビジネス課題解決の視点で、お客様の変革と成長を支援する統合ソリューションを提供していきます。

以上

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関連製品&ソリューション

CENTUM VP

統合生産制御システム 「CENTUM VP(センタム・ブイピー)」は、プラントの設計から、エンジニアリング、システム・機器の据え付け、生産立ち上げ、さらには稼働後の改修や変更を経て運転を終了するまで、プラントのライフサイクルにわたり最適な操作・エンジニアリング環境をお客様に提供します。

統合生産制御システム(DCS)

横河電機は、独自のデジタル制御技術と経験、ノウハウの粋を集めた世界最初の分散型制御システム(DCS)である「CENTUM(センタム)」を1975年に発売開始しました。発売以来、世界100カ国以上、累計27,000システムが採用されています。

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