OpreX Control and Safety Systemの中核製品、統合生産制御システム 「CENTUM VP R6.06」を開発、発売 ~迅速なシステム変更の実現により生産性向上に貢献~

2018年7月9日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)は、OpreX™ Control and Safety Systemの中核製品の一つである、 統合生産制御システム「CENTUM™ VP(センタム・ブイピー)」の機能を拡張した「CENTUM VP R6.06」を開発し、17日から発売しますのでお知らせします。
 「CENTUM VP R6.06」では、Windows Server 2016に対応するとともに、プラントの制御を行うフィールド・コントロール・ステーション(FCS)のプログラムを、お客様の生産活動を止めずに更新する機能を追加しました。また、統合エンジニアリング環境「オートメーション・デザイン・スイート(ADスイート)」の機能を強化し、従来から実現していた大規模な一括変更に加え、工場内立会検査などで発生する細かい設定変更にも柔軟に対応できるようになりました。エンジニアリングの利便性を向上するとともに、お客様の生産性向上に貢献します。

統合生産制御システム「CENTUM VP R6.06」
統合生産制御システム「CENTUM VP R6.06」

開発の背景

 「CENTUM VP」は、プラントの設計からエンジニアリング、システム・機器の据え付け、生産立ち上げ、さらには稼働後のメンテナンス、改修や変更を経て運転を終了するまで、プラントのライフサイクルにわたり、最適な操作監視・エンジニアリング環境をお客様に提供する統合生産制御システムです。お客様の最適操業を長期にわたり実現するシステムとして継続的に機能強化を図っています。従来の「CENTUM」との互換性を継承していますので、システムを更新することで、最新技術を取り入れることが可能です。
 FCSの更新は、定期的に行われる大規模なシャットダウンメンテナンス(SDM)のタイミングで実施されることが多く、お客様からはSDMのタイミングを待たずにシステムを更新したいというニーズがありました。そこで、FCSが稼働中でもシステムプログラムを更新できる機能を追加しました。また、エンジニアリングツールの機能を強化し、昨年発表した仮想化ソリューションと合わせてシステムのメンテナンス性向上と、お客様のプロジェクト遂行の遅延リスク低減を支援します。

製品・ソリューションの概要

  1. FCSをオンラインのままアップグレードできる機能を強化
     このたび、FCSのCPUプログラム更新機能を改善することでプラントを止めずにFCSのプログラムを更新できるようにし、さらにサポート体制を強化することで、お客様のプラントの稼働率と更新タイミングの自由度を向上させます。従来、FCSをアップグレードするためには、制御対象の生産工程を停止する必要があり、立ち上げには数日を要することから、数年に一度のSDMのタイミングを待たなければなりませんでした。今回の機能強化で、お客様のプラントを停止することなく制御システムに最新技術を取り入れることができ、生産性向上に貢献します。
  2. 「オートメーション・デザイン・スイート(ADスイート)」の機能強化により、最終工程での軽微な修正に迅速に対応
     当社は数多くのプロジェクトでのノウハウを生かし、プラントのライフサイクルにわたってエンジニアリングの効率を大幅に向上する環境「ADスイート」を「CENTUM VP R6.01」で開発しました。ADスイートは制御ロジックやアラーム属性に関する変更が大量にあっても一括でプログラムを変更できることが特長です。今回、このADスイートを強化し、一つの修正に対してはワンアクションで対応できる機能を追加しました。エディタ画面上でアイコンをクリックするだけで修正を即座にシステムに反映することが可能なため、作業時間を短縮することができます。大規模な一括変更にも細かな変更にも柔軟に対応できる環境を提供します。
  3. 最新のサーバーOSに対応
     「CENTUM VP R6.06」は、最新のセキュリティ機能を提供するサーバーOSであるWindows Server 2016に対応します。

主な市場

石油・天然ガス、石油化学、化学、電力、紙パルプ、薬品、食品、鉄鋼、上下水道、非鉄、金属、セメントなど

用途

プラントの運転監視と自動制御

CENTUMシリーズについて

 「CENTUM」は、当社が1975年に発表した世界初の分散形制御システム(Distributed Control System:DCS)で、当社の旗艦システムです。「CENTUM VP」は、シリーズ9世代目の製品で、40年以上にわたって培った技術と経験を集約し、従来の「CENTUM」との互換性を継承しつつ、最新の技術を取り入れながら進化し続けています。

OpreXとは

 OpreXとは、制御事業の包括的ブランドです。お客様との価値共創を通じて培ってきたYOKOGAWAのテクノロジーとソリューションの卓越性を表し、YOKOGAWAの全ての制御関連製品、サービスとソリューションを包含しています。OpreX Transformation、OpreX Control、OpreX Measurement、OpreX Execution、OpreX Lifecycleの5つのカテゴリーから成り立ち、CENTUM VPはOpreX Controlの製品・ソリューション群の一つであるOpreX Control and Safety Systemに属しています。OpreX Controlは、お客様の経営、操業、業務の変革に迅速に対応し、高効率、高品質、安全で安定した操業基盤を支える高信頼の制御テクノロジーを意味します。
 YOKOGAWAはこのブランドのもと、お客様のビジネス課題解決の視点で、お客様の変革と成長を支援する統合ソリューションを提供していきます。

以上

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統合生産制御システム(DCS)

横河電機は、独自のデジタル制御技術と経験、ノウハウの粋を集めた世界最初の分散型制御システム(DCS)である「CENTUM(センタム)」を1975年に発売開始しました。発売以来、世界100カ国以上、累計27,000システムが採用されています。

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