小型で電池駆動する無線入力ユニット「GX70SM」開発・発売 ~Industrial IoT(IIoT)で現場の設備保全と労働安全衛生を支援~

2018年5月9日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)は、920MHz(メガヘルツ)帯無線通信機器シリーズ「SMART 920(スマート920)」の新ラインアップとして、小型で電池駆動する無線入力ユニット「GX70SM」を開発、国内で本日発売しますのでお知らせします。

 無線入力ユニット「GX70SM」は、広いプラント内や障害物が多い場所での利用が可能な920MHz帯無線通信機能をもった無線伝送器です。これにより、配線が困難な場所での温湿度監視が可能になり、Industrial IoT(IIoT)を活用した設備保全と労働安全衛生の確保を支援します。

GX70SM
GX70SM

開発の背景

 研究開発、生産、物流の現場においては、生産性向上や設備保全のためにより多くのデータを収集したいというニーズに加え、労働安全衛生の観点でも作業環境測定などのデータを活用して環境を改善したいという意識が高まっています。そのため、配線が困難な場所にも容易に設置でき、有線機器に比べ敷設コストを抑えられる無線機器の需要が増加しています。
 今回当社は、データ収集制御システム「SMARTDAC+」(スマートダックプラス)と接続できる920MHz帯無線通信機器シリーズ「SMART 920」のラインアップを拡充し、お客様がレコーダを使った温湿度の無線監視システムを容易に構築するために必要な無線入力ユニットを開発しました。当社は、お客様の用途に応じて最適な無線製品を選択できるよう各種無線機器をラインアップし、IIoTを活用した新たな価値創りを目指します。

製品の特長

 「GX70SM」は、温度センサなど各種センサからの入力信号を、親機となるデータ収集制御システム「SMARTDAC+」に無線で伝送します。湿度センサ機能はオプションで搭載可能です。

  1. 小型・電池駆動
    「GX70SM」は、90mm×90mm×32mmと小型で、汎用電池で駆動するため電源供給が不要です。接続配線が困難で温湿度の測定を断念していた箇所にも容易に設置でき、データ収集制御システム「SMARTDAC+」と組み合わせて、原材料の倉庫の品質管理や、クリーンルームなどの労働安全衛生を確保するための温湿度監視システムを容易に構築できます。
  2. 食品・薬品工場の温湿度監視に最適な校正機能を搭載
    食品・薬品工場では、品質に対する安全意識の高まりや法規制上、製造記録の管理・保存(トレーサビリティ)に関する対応が要求され、データ収集機器やセンサは、定期的に校正する必要があります。新製品は、お客様ご自身で入力校正が可能です。
  3. 高信頼
    停電が起きたり、無線通信が不安定になっても、レコーダがセンサからの通信データを欠損なく収集できるように、「GX70SM」にバックアップ機能をもたせました。親機となるレコーダのデータとバックアップしたデータは、無償提供の専用ソフトウエアを使って容易に繋ぎ合わせることができます。温湿度監視システムの信頼性が確保できます。

主な市場

鉄鋼、石油化学、化学、紙パルプ、食品、薬品、上下水道、電気・電子をはじめとする幅広い産業の生産現場
家電、自動車、半導体、新エネルギーをはじめとする幅広い産業の開発部門、大学及び研究機関
温湿度監視が必要な物流倉庫

用途

温度センサなど各種センサと接続し、親機となるデータ収集制御システム「SMARTDAC+」に無線データ通信

SMART 920シリーズとは

 920MHz帯無線通信技術を採用したレコーダ・データロガーです。920MHz帯無線は、無線LANなどの2.4GHz帯と比較して電波の到達拠点が長く、また障害物を回り込んで届く特性が高いため、通信距離を必要とする場合や障害物が多い場所での利用が可能です。「SMART 920」シリーズは、データ収集制御システム「SMARTDAC+」(スマートダックプラス)と接続でき、データ監視システムを容易に構築できます。

以上

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