【横河ソリューションサービス】F-グリッド宮城・大衡向け地域エネルギーマネジメントシステム納入のお知らせ

2015年7月13日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)の子会社で国内の制御事業を担う横河ソリューションサービス株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:奈良 寿)は、トヨタ自動車株式会社が代表を務める宮城県大衡村のF-グリッド宮城・大衡有限責任事業組合(以下、F-グリッド宮城・大衡)向けに納入した、地域エネルギーマネジメントシステム(CEMS)が、このたび本格始動したことをお知らせします。このシステムは、F-グリッド宮城・大衡が運営する工業団地のスマートコミュニティ事業の2年に渡る実証試験で国からの補助金を受託しF-グリッド宮城・大衡が開発したもので、YOKOGAWAがシステム構築を行いました。

 F-グリッド宮城・大衡のCEMSは、保有するコージェネレーションシステム(CGS)と太陽光発電システムで作った電力・熱(蒸気および温水を含む)と電力会社から購入した電力を最適な割合にバランスするよう制御し、工業団地内に電力・熱を効率的に供給します。CEMSは、変動する電力・蒸気需要量、電力単価やガス料金のデータを取り込み、CGSが発電すべき電力量と買電する電力量との最適な割合を導き出します。F-グリッド宮城・大衡は、2013年4月から2015年3月にかけて行われた実証試験で、CEMS導入以前と比較してエネルギーコスト約20%の削減を実現しました。

 F-グリッド宮城・大衡のCEMSは、エネルギー需要量と相関の強い工場固有のデータを取り込んで各工場のエネルギー需要を予測する機能を備えています。予測値から供給最適化演算を行い、CGSの稼働計画等の供給計画を立案します。各工場においても、今後は予測値を活用し、予測値と実績値を比較して差異を分析することで省エネ活動の推進に貢献します。

 また、F-グリッド宮城・大衡が充放電システムとして非常時に使用する蓄電システムと各工場に導入された給電機能を持つプラグインハイブリッド車を、地域全体のエネルギー需要がひっ迫した際に電源として活用するよう連携させています。

 デマンドレスポンスの本格導入後に必要とされる、地域内の工場間を連携させてエネルギーの融通を実現する機能の基盤が整いました。

 今後は日本のエネルギー政策上、地域や工場におけるエネルギー需給調整が欠かせないものになります。YOKOGAWAは、F-グリッド宮城・大衡向けCEMS開発の経験を生かし、地域連携による分散型エネルギーインフラの構築に貢献します。

※ F-グリッド宮城・大衡有限責任事業組合
2013年2月、トヨタ自動車ならびにトヨタ関連会社、工業団地内企業等が参加して、宮城県大衡村の第二仙台北部工業団地におけるF-グリッドを核としたスマートコミュニティ事業の運営組織として設立されました。主な事業内容は、組合員への電力、熱(蒸気および温水を含む)の供給、設備の販売・リースおよび保守・管理業務の受託、大規模災害時における電力供給などです。組合が保有する主な設備は、発電容量7,800キロワットのコージェネレーション(CGS)、同容量740キロワットの太陽光発電システム、同容量50キロワットの蓄電システムです。組合は、「地域と工業団地が一体となった安全で安心なまちづくり」「地域産業振興」「地域活性化」に貢献することを目指しています。(F-グリッドのFはFactoryの頭文字)
F-グリッド宮城・大衡によるスマートコミュニティ事業は、工業団地のスマートコミュニティ事業としては国内で初めての取り組みです。

以上

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