【横河ソリューションサービス】東京エレクトロンと幹細胞工場の総合品質管理システムの共同開発を開始

2015年4月9日発表

 横河ソリューションサービス株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:奈良 寿)は、東京エレクトロン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:東 哲郎)が日本や英国の産官学機関と共同で進める「スマート・セル・プロセシング」プロジェクトに参画し、再生医療向けに幹細胞を自動培養する幹細胞工場の総合品質管理システムを共同で開発します。

 東京エレクトロンは、幹細胞テクノロジーセンター(STC)を英国に設立、技術パートナー15社と協力して臨床レベルの細胞品質を実現する幹細胞の自動培養・検査プロセス技術「スマート・セル・プロセシング」の確立と標準化を目指しています。この技術を応用して幹細胞工場を実現するためには、自動培養する工程で細胞の品質を管理する機能を中心とした製造管理システムが必要となります。当社は、医薬品製造分野で培った製造管理システムに関する豊富な実績と経験を生かし、製造管理、物流管理、生産管理の機能を有する幹細胞工場向け総合品質管理システムを開発します。

 当社は、医薬品製造向け製造管理パッケージ「CIMVisionPharms(シムビジョンファームス)」※1と半導体製造向けの装置オンラインコントローラ「CellBrain™(セルブレイン)」※2をベースに、幹細胞工場特有の要求事項を反映させたシステムを構築します。今後、東京エレクトロンによってSTCに設置される全自動細胞培養・検査装置を活用して開発に取り組み、STCの技術パートナー各社とも情報の共有を行う予定です。

 近年、iPS細胞やES細胞などの幹細胞に関する研究が飛躍的に進展し、再生医療への期待が高まっています。誰もが安価に再生医療技術による治療を受けられるようになるには、スマート・セル・プロセシングの確立と幹細胞工場の早期実現が重要となります。YOKOGAWAは、幅広い産業で培ってきた計測・制御技術を応用し、バイオテクノロジーの研究分野および再生医療、バイオ医薬品分野の発展に貢献してきました。このたびの東京エレクトロンとの共同開発を機に、この分野でのビジネス拡大を目指します。

バイオテクノロジー分野におけるYOKOGAWAの取り組み

 1996年に、生きた細胞の動きをリアルタイムに観察できる共焦点スキャナユニット「CSUシリーズ」発売を機にバイオテクノロジー分野に本格参入しました。その後、新薬の候補となる化合物の中から有望なものをふるいわける創薬支援向けのハイスループット細胞機能探索システム「CV7000」や長時間生きた細胞を観察するために超高感度なカメラなどの必要な機能を備えた一体型共焦点スキャナボックス「CV1000」などの「CellVoyager(セルボイジャー)シリーズ」を発売。2014年には、個々の細胞の形態を高精度に定量化する共焦点定量イメージサイトメーター「CQ1」を発売、世界中の研究・検査機関で高い評価を得ています。
 またYOKOGAWAは、近赤外分光分析技術とシミュレーション技術を応用したモデル計測を組み合わせ、培養プロセスを制御する技術の開発にも取り組んでいます。

※1 医薬品製造向け製造管理パッケージ「CIMVisionPharms」:
1996年、医薬品製造工場における工程進捗管理、作業手順管理、品質管理、在庫管理、設備管理等を統括するパッケージとして発売。医薬品製造に関する規制に対応するソリューションとして約90件の納入実績があります。

※2 装置オンラインコントローラ「CellBrain™」:
半導体製造工場において、半導体・FPD製造装置と製造管理システムを接続し、製造装置のきめ細やかな高度制御、データ収集を可能とするソフトウエアで、半導体工場に多数導入されています。

以上

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