フィールド無線に対応し、レコーダの持ち込みや配線が困難な場所のデータ収録を可能にしたSMARTDAC+ ペーパレスレコーダ無線モデル「GX20W」を開発・発売

2014年11月11日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)は、データ収集制御システム「SMARTDAC+®」(スマートダックプラス)の新ラインアップとして、インダストリアル・オートメーション用無線通信規格ISA100 Wireless™に準拠したペーパレスレコーダ無線モデル「GX20W」を開発、11月12日に発売しますのでお知らせします。
 ペーパレスレコーダ無線モデル「GX20W」は、ISA100 Wirelessのゲートウェイ機能を搭載したことにより、ISA100 Wireless準拠の無線フィールド機器の情報を収集し、記録することが可能です。これにより、レコーダ(記録計)の持ち込みや配線が困難な場所でのデータ収録が簡単に行えます。

SMARTDAC+ペーパーレスレコーダ無線モデル「GX20W」
SMARTDAC+ペーパーレスレコーダ無線モデル「GX20W」

開発の背景

 プラントでは、温度、圧力、レベル(液位)、ガス濃度、振動などの測定にさまざまなフィールド機器が使用されています。フィールド無線システムは、これらのフィールド機器と、監視・制御システムなど上位のシステムとの間の通信を無線化する通信ネットワークです。配線が困難な場所に設置でき、有線システムに比べ敷設コストを削減できることから、フィールド無線システムの需要は増加しています。
 プラントにおける設備の異常監視では、フィールド機器の測定データをレコーダで収集し記録するシステムを構築する場合があります。このたび発売するペーパレスレコーダ無線モデル「GX20W」は、こうしたシステムをフィールド無線で簡便に構築できる新製品です。

製品の特長

 ペーパレスレコーダ無線モデル「GX20W」は、操作性に優れた当社のペーパレスレコーダ「GX20」に、ISA100 Wireless準拠の無線ゲートウェイの機能を加えた、従来にないレコーダです。ゲートウェイやアクセスポイントを用意しなくとも、無線フィールド機器や無線センサとの通信が行えます。有線入力最大100チャネルに加え、無線フィールド機器を50台まで接続することが可能です。
 これにより、以下のメリットを提供します。

  1. レコーダは通常、防爆エリアに持ち込むことができませんが、「GX20W」は、防爆対応の無線フィールド機器を利用して、防爆エリアの外からデータの収集と記録が行えます。これにより、可燃性有機溶剤を使用する化学プラント、医療品原薬製造プラントなどの防爆エリアの設備監視用途でも、レコーダによる監視システムを簡単に構築できます。
  2. 配線が不要になるため、設備の異常監視や小規模プロセス監視のためのシステムを低コストで構築できます。

主な市場

 電力、石油精製、石油化学、化学、鉄鋼、紙パルプ、食品、薬品などのプラントにおける、ボイラー、石炭ヤード、回転炉、排煙設備などの設備の監視

用途

 温度、電圧、電流、流量、圧力などのデータの収集・表示・記録

今後の取り組み

 「SMARTDAC+」は、SMART Data Acquisition and Controlの略で、2012年10月に発表したデータ収集制御システムの新シリーズです。これまでに、ペーパレスレコーダ「GXシリーズ」「GPシリーズ」、データロギングソフトウエア「GA10」、データアクイジションシステム「GM」をラインアップし、製造プロセスの監視、製品の性能評価試験といったデータ収集制御アプリケーションを幅広くサポートしています。当社は今後もお客様の生産効率や作業効率の向上に貢献する製品・ソリューションを開発、提供してまいります。

以上

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