シングルループコントローラ「YS1000シリーズ」を機能強化 ~視認性、保守性を向上~

2014年5月12日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)は、TFT型液晶の採用、設計の見直しにより視認性、保守性を向上した、シングルループコントローラ「YS1000シリーズ」の機能強化版を開発、日本国内で本日より発売しますのでお知らせします。

「YS1000シリーズ」
「YS1000シリーズ」

開発の背景

 シングルループコントローラは、電力、石油精製、石油化学、化学、鉄鋼などさまざまな産業のプラントにおいて、温度、流量、圧力などの測定データを受け取り、それらを適切な値に保つようバルブなどの操作端に指示を送る制御機器です。一つの制御ループに対して1台ずつ設置されるもので、分散形制御システムのバックアップ用途のほか、小規模プラントの制御などにおいて幅広い需要があります。
 当社は1960年代にアナログ式の調節計を市場投入し、1980年代にはマイクロプロセッサを搭載したデジタル式のシングルループコントローラ「YS80シリーズ」を発売、1991年には「YS100シリーズ」、2007年には「YS1000」シリーズと、モデルチェンジを重ねてきました。このたび、熟練したエンジニアの減少、他社からの置き換えニーズの増加を背景に、より使いやすく保守性に優れたコントローラを求めるお客様のご要望にお応えするため、「YS1000シリーズ」の機能強化版を発売するものです。

機能強化の概要

  1. TFT液晶画面を採用し視認性を大幅に向上
    ディスプレイ部分をSTN(Super Twisted Nematic)液晶からTFT(Thin Film Transistor)液晶に変更したことにより、視野角が当社従来製品比で1.5倍以上に拡大しました。同時に、コントラストや輝度も向上し、視認性が大幅に向上しました。また、ディスプレイの推奨交換周期も長くなりました。
  2. 出力を保持したままディスプレイの交換が可能
    シングルループコントローラは通常、長期にわたって運用するため、液晶ディスプレイの交換が必要となります。今回の機能強化では、操作端への出力を保持したままディスプレイを交換できるようになりましたので、プラント稼働中でも交換が可能です。

主な市場

電力、石油精製、石油化学、化学、鉄鋼、紙パルプ、食品、薬品、上下水道をはじめとする幅広い産業の生産現場

用途

生産設備の操作、監視、制御

今後の取り組み

 シングルループコントローラ「YS1000シリーズ」は、累計3万台以上の納入実績があり、国内外のさまざまなプラントで広く使用されています。今回の機能強化では、視認性、保守性を向上したほか、設計の全面的な見直しにより長期にわたる安定供給を可能にしました。当社は今後もシングルループコントローラのトップメーカとして、お客様のニーズにお応えしてまいります。

※制御ループ:
プロセス制御における制御の単位。センサなどの検出端から測定値を受け取り、制御目標値に一致するように演算を行い、バルブなどの操作端に指示を出力する制御の一連の流れを指す。

以上

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シングルループコントローラは、各センサーから温度、流量、圧力、およびその他の測定値を受信し、これらの値を所望の範囲内に維持する命令をバルブなどの制御子に送ります。

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