中国で石炭・石油同時処理実証プラントとコールタール水素化分解プラント向け制御システムを受注

2014年3月26日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)の子会社である横河電機(中国)有限公司(本社:上海市 社長:広瀬 則明)は、陝西延長石油集団公司から、同社子会社が建設する石炭・石油同時処理実証プラントとコールタール水素化分解プラント向けに、制御システムを受注しましたのでお知らせします。

 陝西延長石油集団公司は、石油・天然ガス・石炭の開発・生産を手掛ける中国屈指の大手石油企業です。同社の子会社である油煤新技術開発公司は石炭・石油同時処理実証プラントの建設を進めています。これは、石炭と、石油精製後の残油を原料としてディーゼルオイルなどの高付加価値製品を生産する先進的なプラントで、年産45万トンの生産能力を有します。また、同じく陝西延長石油集団公司の子会社である安源化工有限公司は、中国最大級のコールタール水素化分解プラントの建設を進めています。このプラントは、コールタールを原料として軽質および重質のパラフィンを生産するものです。このたび建設される設備は第1フェーズですが、最終的には年産100万トンの生産能力を有します。
 これらのプラントには、世界有数のエンジニアリング会社であるKBRがライセンスをもつVeba Combi-Cracker(VCC)技術が採用されます。これは、さまざまな品質の原料から高品質のガソリン、ディーゼルオイルを生産するための高度な技術で、重油から軽油への転化、コールタールの水素化分解、石炭・石油の同時処理プロセスなどのアプリケーションに適用されています。
 YOKOGAWAは両プラントに、統合生産制御システム「CENTUM® VP」をそれぞれ納入し、エンジニアリング、試運転を行います。両プラントの稼働は2014年6月を予定しています。
 YOKOGAWAは中国市場において、大規模な石油化学および化学プラントに制御システムを提供してきた実績があり、陝西延長石油集団公司にも多数の制御システムやフィールド機器、分析計を納入しています。このたびの受注にあたっては、YOKOGAWAの制御システムの高い信頼性に加え、豊富な経験に基づく優れたエンジニアリング能力が評価されました。

中国では、石油や石炭などに含まれる炭化水素を効率良く利用する取り組みが加速しており、VCC技術を採用した今回のプロジェクトは注目を集めています。YOKOGAWAは今後も高信頼のシステムやフィールド機器、エンジニアリング、サービスの提供を通して、高付加価値かつ高品質の石油製品の生産に貢献してまいります。

※ Veba Combi-Cracker技術:
精製後の残油、重質原油、石炭などを水素化分解し、高収率に質の高い石油化学製品を生産する技術。

以上

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