豪州のイクシスLNGプロジェクトのLNG運搬船向け制御システム受注 ~海洋船舶向け制御事業の拡大に弾み~

2014年2月17日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)は、川崎重工業株式会社から豪州のイクシスLNGプロジェクトのLNG運搬船向け制御システムを受注しましたのでお知らせします。

 この船は、世界最大のモス型(独立球形型)LNG船で、豪州で建設中のイクシスLNGプロジェクトのLNGプラント完成後、このプラントで生産されるLNGの輸送を担う目的で建造されます。船の竣工は、プラントの完成にあわせ2016年末までを予定しています。
 船の推進システムには、モス型LNG船としては初めて燃料油とガスの両方を燃料として使えるディーゼル電気推進システム(DFDE)が採用されます。

 当社は、このLNG船のLNGタンク、荷役設備、およびDFDEを構成するエンジンへのガス供給や動力機関への電力供給の監視・制御を行う制御システム(IAS)として、統合生産制御システム「CENTUM® VP(センタム ブイピー)」を納入し、このシステムのエンジニアリングと試運転のサポートまでを担当します。
 今回の受注にあたっては、(1)DFDE船向けに制御システムを納入した実績があること、(2)世界中にサービス拠点があり、イクシスLNGプロジェクトのLNGプラントをはじめ、世界各地のLNG基地に寄港した際に当社の保守サービスを受けることができることなどが評価されたと考えています。

 当社は、2012年に、イクシスLNGプロジェクトのLNGプラント、沖合生産・処理施設、沖合生産・貯油出荷施設(FPSO)など一連の施設の制御システムを受注しています。今回の契約で、このプロジェクトの生産から運搬にいたる設備の制御システムとして当社のCENTUM VPが採用されることになります。

 現在世界では、主に北米、ロシア、アフリカなどで生産されるLNGを運搬するLNG船の建造が多数計画されています。当社は今回の受注を弾みに、LNG船に加え、FPSO、天然ガス洋上液化設備(FLNG)、LNGの受入・再気化機能を持つ浮体式設備(FSRU)など海洋資源生産設備向け制御事業の拡大を目指します。

※ イクシスLNGプロジェクト :
事業主幹事会社である国際石油開発帝石株式会社(INPEX)とトタル等のジョイントベンチャーが豪州で推進している大型LNG開発プロジェクトです。豪州北西部沖合に位置するイクシスガス・コンデンセート田で採掘した天然ガスを、沖合で水分・不純物等の除去やコンデンセートの抽出を行った後、海底に敷設されるガス輸送パイプラインを通じてダーウィンに建設する陸上LNGプラントに輸送し、LNGとして液化・出荷します。このプロジェクトでは、LNGを年間840万トン、LPGを同160万トン、コンデンセートを日量10万バレル(ピーク時)生産する計画です。

以上

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統合生産制御システム 「CENTUM VP(センタム・ブイピー)」は、プラントの設計から、エンジニアリング、システム・機器の据え付け、生産立ち上げ、さらには稼働後の改修や変更を経て運転を終了するまで、プラントのライフサイクルにわたり最適な操作・エンジニアリング環境をお客様に提供します。

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