サウジアラビアの逆浸透膜海水淡水化プラント向け制御システムを受注

2013年12月12日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)の子会社であるヨコガワ・ミドルイースト・アンド・アフリカ(本社:バーレーン 社長:小川 朗)は、サウジアラビアの大手エンジニアリング会社であるペトロリアム・ケミカル・マイニング・カンパニー※1から、マラフィック※2がジュベイルに新設する逆浸透膜海水淡水化プラント※3「SWRO-4」向け制御システムを受注しましたのでお知らせします。

SWRO-4の完成予想図
SWRO-4の完成予想図

 ジュベイルはアラビア湾岸北部の工業都市で、紅海に面した工業都市ヤンブーと並ぶサウジアラビアの二大工業都市のひとつです。マラフィックは、この2つの工業都市に電力と水関連のユーティリティを提供するために設立された会社です。今回新設されるプラント「SWRO-4」は日量10万立方メートルの造水能力をもち、造水された水はジュベイル内に供給されます。この造水量は、マラフィックがジュベイルに所有する5つの海水淡水化プラントの総造水量である日量約7万7,000立方メートルを上回る規模です。

 YOKOGAWAはこのプラントに、統合生産制御システム「CENTUM® VP(センタム・ブイピー)」、計装設備の状態監視やオンライン診断を行う統合機器管理ソフトウエアパッケージ「PRM®(ピーアールエム)」を納入します。これに加え、オペレータトレーニングシステムも納入し、運転の質の向上を図ります。これらの製品のエンジニアリング、試運転を含むプロジェクト全体の遂行は、ヨコガワ・ミドルイースト・アンド・アフリカが行います。納入時期は2014年4月、稼働は2014年9月末の予定です。

 中東においては、近年の急速な工業化、とくに都市部における人口急増に伴う水不足への対応が喫緊の課題となっており、多くの海水淡水化プラントの建設が計画されています。逆浸透膜方式の海水淡水化プラントは、海水を蒸発させて淡水を作る方式に比べエネルギー効率が高いことから、中東のみならず北米、アジアにおいても市場の伸びが見込まれています。当社は今回の受注を弾みに、海水淡水化プラントをはじめとする水インフラ市場における制御ビジネスの拡大を目指します。

※1:Petroleum, Chemicals & Mining Company Limited
石油、石油化学、ガス関連のプラント建設、エンジニアリング、オペレーション等を行うサウジアラビア有数のエンジニアリング会社

※2:Marafiq
サウジアラビアの工業都市ジュベイルとヤンブーに電力、水等を供給する会社

※3:逆浸透膜(Reverse Osmosis; RO)海水淡水化プラント
海水に圧力をかけ、特殊な膜を透過させて塩分を除去し淡水を得る方式の海水淡水化プラント

以上

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