統合生産制御システム「CENTUM VP」の機能を強化

2012年6月15日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 社長:海堀周造)は、主力製品の統合生産制御システムCENTUM® VP(センタムブイピー)の機能を強化した「CENTUM VP R5.02」を6月18日に発売しますのでお知らせします。

 当社は、制御事業のビジョン"VigilantPlant®(ビジラントプラント)=理想の工場"のもと、このビジョンの中核であるCENTUM VPの継続的な機能強化に努めています。今回は、中期経営計画「Evolution 2015」で掲げた製品戦略に則り、世界最高クラスの機能、信頼性をさらに進化させました。
 近年、様々な業種のプラントは、効率向上を目的とした大規模化、高機能製品へのシフトによるプロセスの複雑化が一層進行しています。これにより、プラントに設置される各種センサなどの機器も増えているため、必要な情報に簡単にたどり着けるよう、操作監視画面の操作性を向上させるなど、ユーザ視点で使い勝手を高めました。

CENTUM VP
CENTUM VP

今回の機能強化のポイント

  1. 操作監視機能の強化
    CENTUM VP R5.02では、過去データの保存点数拡大やグラフィック画面の操作性向上を行いました。また、制御ロジック図の関連付けや印字フォーマットの標準化も行えるようにしました。
    さらには、計器名(タグ名)によって階層化することにより、目的とする情報に簡単にアクセスできるような画面展開を可能としました。 このような機能の強化により、CENTUM VP R5.02はお客様の運転効率やメンテナンス性の向上に寄与します。
  2. サービスプログラムとの連携強化
    日本で過去にCENTUMを納入しているお客様からは、現在の設備を生かしながらプラントのさらなる効率化・高付加価値化を実現する、より投資効率の高いソリューションを求められています。このような、ハードウエアだけでなくサービスを含む総合的なソリューションビジネスを強化するため、制御システムの有効活用度の指標を提供する有効性比較分析サービスとの連携を高める機能を強化しました。従来は、このサービスの導入から利用開始までの準備期間に数か月を要していましたが、CENTUM VP R5.02の機能強化により、最短で導入直後からのサービス利用開始が可能となりました。このように分析から改善までのサイクルを早めることで、安全・安定・高効率なシステムの運用に貢献します。

※ 有効性比較分析サービス
当社が世界中で納入してきた多くのユーザのシステムのデータから抽出された指標と比較分析することで、システムの改善点を明確にするサービス。2009年から提供開始。

主な市場と用途

石油・天然ガス、石油化学、化学、電力、紙パルプ、薬品、食品、鉄鋼、上下水道などの プロセス産業分野の製造会社

用途

プラントの運転監視と自動制御

今後の製品展開

 YOKOGAWAは、今後もCENTUMをプラットフォームとして、生産制御システム全体の継続的機能向上を図っていきます。特に、中期経営計画Evolution2015の戦略に基づいて、注力市場に向けたトータルソリューションの強化を図ります。
 例えば、石油・天然ガスのアップストリーム市場において、広域に分散した複数の生産設備の情報を収集・統合して、全体最適の観点での運用を可能にするCDSS(Collaboration/Decision Support Solution)などの開発を進めていきます。

以上

※ VigilantPlant(理想の工場)とは 
 YOKOGAWAが考えるお客様にとっての理想の工場(VigilantPlant)は、プラント操業に関わる全ての人々に必要な情報が行き渡り、外部環境の変化にも俊敏に対応でき、生産活動が滞ることなく回りつづけ、設備も人も将来に向けて着実に進化を続けていくことができる、操業の全体最適を実現しているプラントです。
 YOKOGAWAは、"VigilantPlant"ビジョンのもと"安全の確保"、"設備の最大活用"、"生産の改革"、"ライフサイクルの最適化"の4つの切り口で、理想の操業を実現するソリューションを提供しています。

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