差圧・圧力伝送器「DPharp EJAシリーズ」を刷新 ~センサ分野でグローバルNo.1シェア獲得へ~

2012年4月25日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 社長:海堀 周造)は、当社のセンサ分野の中核製品である差圧・圧力伝送器「DPharp EJAシリーズ(ディーピーハープ イージェーエー)」の性能・機能を刷新した新DPharp EJAシリーズを6月20日より発売しますのでお知らせします。
 新DPharp EJAシリーズは、上位機種のDPharp EJXシリーズと同等の高速応答性能と1台2役のマルチセンシング機能を標準で搭載するなど、性能・機能を大幅に向上させながら価格を据え置いたコストパフォーマンスの高い製品です。

差圧・圧力伝送器 新DPharp EJAシリーズ
差圧・圧力伝送器 新DPharp EJAシリーズ

開発の背景

 差圧・圧力伝送器は、石油、石油化学、化学などの各種プラントで使用される代表的なセンサで、液体、気体、蒸気などの流量やタンク内の液位を測定します。
 当社の差圧・圧力伝送器DPharp EJAシリーズは、小型で汎用の差圧・圧力伝送器として、1994年の発売以来500万台の納入実績を重ねています。このシリーズの上位機種であるDPharp EJXシリーズは、先進の自己診断機能などを備えた高機能製品で、省人化が進むプラントでメンテナンスの効率化に貢献しています。
 今回当社は、DPharpシリーズの特長である高い測定精度はそのままに、DPharp EJXシリーズの高速応答性能とマルチセンシング機能を搭載しながらも価格を据え置いた新DPharp EJAシリーズをラインナップしました。
 当社は、今回開発した新DPharp EJAシリーズやDPharp EJXシリーズなど各種センサや分析計などラインアップを充実させ、センサ分野の販売活動を加速、この分野でグローバルNo.1シェア獲得を目指します。

製品の特長

  1. マルチセンシング機能で1台2役
    差圧と静圧の両方を1台で同時に測定できます。例えばこれまで2台必要だったタンクの液位とタンク内部の圧力測定を、新DPharp EJAシリーズの差圧伝送器1台でできるようになります。
  2. 高速応答
    圧力検出部で検知してから電気信号として出力されるまでの時間(応答時間)を上位機種EJXシリーズと同等の90ミリ秒を実現しました。高速応答により、タービンの蒸気量制御のような高速制御が必要なアプリケーションにも導入できます。
  3. 小型・軽量化と指示計部分を拡大
    従来製品と比べ、小型化したことで約3割軽量化を実現しました。また、視認性を向上させるため測定値を表示する指示計部分を約2倍に拡大しました。
  4. 安全計装
    国際電気標準会議(IEC)が電気・電子機器の機能安全に関して策定した規格IEC61508に準拠し、IECが規定した安全度の水準SIL(Safety Integrity Level)2の認証を獲得しました。プラント操業時の安全確保に貢献します。

主な市場

石油・天然ガス、石油化学、化学、鉄鋼、紙パルプ、電力、水処理などプロセス製造業全般

用途

液体、気体、蒸気などの圧力、流量、液位などの測定

以上

この分野における当社の取り組み

当社は、1961年に日本で初めて産業用差圧・圧力伝送器を発売、この市場に参入。1991年に、伝送器の心臓部にあたる圧力検出部にMEMS(微小電子機械システム)技術を応用した単結晶のシリコンレゾナントセンサを世界で初めて工業計測製品に実用化したDPharp EJシリーズを発売。1994年には、高性能で優れた安定性を特長とするDPharp EJAシリーズを発売。2004年には、DPharp EJAシリーズの上位機種として、差圧と静圧を同時に測定できるマルチセンシング機能、高速応答性能、IECの安全度水準SIL2の認証を取得したDPharp EJXシリーズを発売。現在DPharpシリーズは、差圧・圧力伝送器市場で世界第2位のシェアを占めます

※ 出典 ARC Advisory Groupの調査報告書 2011年7月12日発行
Pressure Transmitter Worldwide Outlook "MARKET ANALYSIS AND FORECAST THROUGH 2015"

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