統合生産制御システム「CENTUM VP」の統合ゲートウェイステーションを強化

2012年2月7日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 社長:海堀周造)は、制御事業の主力製品である統合生産制御システム「CENTUM®VP(センタムブイピー)」の機能を強化しましたのでお知らせします。発売は、本年3月を予定しています。
 今回は、様々な制御システムとのインターフェースを担う統合ゲートウェイステーション(Unified Gateway Station 以下UGS)の二重化を可能にし、かつ他の制御システムからのアラーム情報をCENTUM VPのヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)の画面上に表示できるようにしました。

開発の背景

 石油、化学、鉄鋼などの各種プラントでは、生産のメインプロセス以外にも、電気、排水処理、出荷などの周辺設備用に、異なるメーカの分散形制御システム(DCS)やプログラマブルコントローラ(PLC)など様々な制御システムが導入されています。生産のメインプロセスを担うCENTUM VPからこれらの制御システムを操作監視することにより、プラント運営の効率化をさらに進めることができます。
 プラントの監視制御においては、万が一故障してももう1台が自動的に代替するように制御システムを二重化してシステムを構築しています。様々な制御システムを集中して操作監視するためにはメインプロセスのDCSとの媒介となるゲートウェイを二重化することが望まれています。しかし、そのためには専用のソフトウェアの作成が必要で、これまでは導入範囲が限定的でした。

主な特長

  1. UGSの二重化で信頼性向上
    CENTUM VPと様々な制御システムとのインターフェースを担うUGSを簡単に二重化できるようにしました。CENTUM VPから様々な制御システムを操作監視する高信頼のシステム構築が容易になります。
  2. アラーム情報の統合
    メインのプロセス情報に加え、制御システムのアラーム&イベントの業界標準規格であるOPC-A&E※1に対応した他の制御システムのアラーム情報をCENTUM VPのHMIの画面に表示する機能を追加しました。

主な市場と用途

石油・天然ガス、石油化学、化学、電力、紙パルプ、薬品、食品、鉄鋼、上下水道などの プロセス産業分野の製造会社の計装部門

用途

  • 製造装置の運転監視と自動制御
  • 上下水道や送配電設備などインフラ設備の遠隔監視

以上

※1 OPC-A&E
「Object Linking & Embedding for Process Control(OPC)」は、計測・制御システムを接続するための標準インターフェース仕様です。OPC-A&Eは、OPC仕様のうちアラームとイベント通知を担っています。 当社は、同インターフェースの普及を目的とする米国の非営利法人「OPC Foundation」および、その日本での活動グループ「日本OPC協議会」に参画しています。

【参考資料】システム構成図

システム構成図

*1 HIS ヒューマン・インタフェース・ステーション
*2 ENG エンジニアリング・ステーション
*3 FCS フィールド・コントロール・ステーション
*4 SCS セーフティ・コントロール・ステーション
*5 STARDOM ネットワークベース生産システム「STARDOM」

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