ネットワークベース生産システム「STARDOM」発電分野向け専用モジュール発売 ~電力ビジネス拡大へ、発電分野向け製品のラインアップを拡充~

2011年2月1日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀 周造)は、ネットワークベース生産システム「STARDOM™(スターダム)」の発電分野向け専用モジュールを2月2日に発売します。また、STARDOMの監視・制御ソフトウエア(SCADA)「VDS/ASTMAC」など関連ソフトウエアの機能強化版も同時に発売しますのでお知らせします。

 今回発売するモジュールは、中小型ターボ機械(蒸気タービン、水力タービン、コンプレッサーなど)を制御するために必要な高速演算処理・高信頼性を実現した制御モジュールと、風力発電設備の羽根(ブレード)の低速回転時においても高精度に周波数を測定できる周波数入力モジュールです。モジュールのラインアップ拡充と同時に、SCADAソフトウエアなど関連ソフトウエアのWindows®7対応とともに機能強化を行いました。

STARDOM
STARDOM™

開発の背景

 発電プラントや発電設備に用いられているターボ機械は、電力事業用の大型のターボ機械と工場の自家発電設備などに用いられる中小型のターボ機械に大別されます。近年、新興国などでは急激な電力需要増による電力供給不足時も安定して電力を確保するため、工場に自家発電設備を導入するケースが増えています。それに伴って、中小型ターボ機械の需要も増えています。今回当社は、ネットワークベース制御システムSTARDOMの自律型コントローラ「FCN」で中小型ターボ機械を制御するために必要な専用の制御モジュールを開発しました。
 また、再生可能エネルギーとして注目されている風力発電設備用に専用モジュールを開発しました。
 新興国の旺盛な電力需要を背景に、今後も発電関連市場の拡大が予測されます。当社は、新製品の投入を通じて電力分野のノウハウを蓄積、ユーザニーズに対応した製品を継続的に投入して、今後も市場の拡大が予測される発電分野向けビジネスを拡大します。

製品の特長

  1. 中小型ターボ機械用および風力発電設備用モジュール
    中小型ターボ機械の回転数を制御する「サーボモジュール」とターボ機械を保護するために回転速度超過などの異常を検知する「高速プロテクションモジュール」を発売します。
    また、風力発電設備を、微風域から強風域まで安定した制御を行うために、ブレードの低速回転時(0.1Hz以上)でも高精度(誤差±0.1%)に回転数を測定する「周波数入力モジュール」を開発しました。
  2. Windows7対応
    STARDOMの監視・制御ソフトウエア(SCADAソフトウエア)である「VDS/ASTMAC」を含んだ各種関連ソフトウエアのWindows7対応を行いました。最新のOS環境でエンジニアリング・操作・監視が可能になります。
  3. STARDOMとレンジフリーコントローラFA-M3Vの連携
    SCADAソフトウエア「VDS/ASTMAC」の接続機種に、当社が昨年11月に発売した業界最速の演算処理速度をもつレンジフリーコントローラFA-M3Vを加えました。また、FA-M3シリーズのエンジニアリングツールであるWideField3の信号名定義情報をVDS/ASTMACに取り込めるようにしました。最新で最適な中小規模生産システムを構築することが可能です。

STARDOMについて

 「STARDOM」は、制御、操作、監視などの機能別コンポーネントで構成するオープンネットワーク制御システムです。分散形制御システム(DCS)の信頼性とPLC(プログラマブルコントローラ)を使用したPLC計装の汎用性・経済性を両立させたシステムとして高い評価を得ています。STARDOMの中核をなす自律型コントローラは、既存のPLCがもつ制御・監視機能に加え、情報発信機能を付加し、インテリジェント RTU(Remote Terminal Unit)として、石油・ガス井戸元をはじめとした分散型アプリケーションに広く導入されています。自律型コントローラ「FCN/FCJ」とSCADAソフトウエア「VDS/ASTMAC」を組み合わせることにより、各種分散型アプリケーションに対して、より柔軟な対応が可能となります。

主な市場

  • 中小型発電設備(蒸気タービン・風力設備・水力設備)
  • 石油、化学、鉄鋼、紙パルプなどにおける中小規模のプロセス系プラント
  • 油田・ガス田の開発、上下水道などの広域分散設備を設置する市場

用途

中小規模の生産設備の監視、操作、制御、データ収集、記録保存など

以上

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