シンガポールで世界最大規模のバイオマス発電プラント向け制御システムを受注

2010年10月7日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀 周造)の子会社であるヨコガワ・エンジニアリング・アジア(本社:シンガポール 社長:黒須 聡)は、シンガポールの大手電力会社チュアスパワー社※1傘下のTPユーティリティ社※2が同国ジュロン島テンブス工業地区に建設するバイオマス※3・石炭混焼コジェネレーションプラント(蒸気供給量1時間あたり1,000トン、最大発電容量 約16万キロワット)のボイラ、タービン、およびその付帯設備向けの制御システムを丸紅株式会社から受注しました。

 このバイオマス・石炭混焼コジェネレーションプラントは、再生可能な資源として注目されるパームやし殻を活用した同国で初めての環境配慮型の大型発電設備です。CFBボイラ※43缶、バックアップボイラ3缶、および蒸気タービン3基から構成され、このタイプのプラントとしては世界最大規模となる見込みです。操業開始は2012年を予定しており、テンブス工業地区の企業に蒸気を供給します。

 今回当社が受注したのは、ボイラ、タービンおよびその付帯設備の制御を行う統合生産制御システム「CENTUM®VP(センタム ブイピー)シリーズ」、プラント設備の状況をリモート監視し、診断機能により故障の予兆を捉える統合機器管理ソフトウエアパッケージ「PRM®(ピーアールエム)」、およびプラント情報管理システム「Exaquantum®(エグザカンタム)」で、これらの納入、エンジニアリング、機器据付、試運転も含まれます。

 このプロジェクトを受注できた主な要因としては、(1)ヨコガワ・エンジニアリング・アジアの高いエンジニアリング能力とプロジェクト遂行姿勢、(2)チュアス発電所およびセラヤ発電所といった同国における発電所向け制御システムの納入実績、(3)電力のみならず、石油、化学プラントでも定評のある製品の信頼性等がユーザから高く評価され、信頼を得たことがあげられます。

 今回のテンブス工業地区の複合ユーティリティ設備には、コジェネレーションプラントだけでなく、海水淡水化設備や排水処理設備といった重要な設備も含まれます。当社は、今回の受注を弾みに、バイオマスを活用したコジェネレーションプラントを含む再生可能エネルギー分野における制御ビジネスでも一層の事業拡大を目指します。

以上

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※1 チュアスパワー社
中国の大手電力会社である、華能国際電力股分有限公司の子会社。シンガポール有数のエネルギー、複合ユーティリティおよび環境サービスの企業。

※2 TPユーティリティ社
チュアスパワー社の子会社で、ジュロン島テンブス工業地区へユーティリティサービスを提供しており、テンブス複合設備関連の全ての事業をおこなう。

※3 バイオマス
再生可能な、生物由来の有機物燃料。

※4 CFBボイラ
幅広い燃料に対応する環境調和型のボイラ。

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