【横河メータ&インスツルメンツ】業界初の仕様を実現。光学性能と信号処理能力をさらに向上した光測定器「光スペクトラムアナライザ AQ6370C」発売のお知らせ

2010年8月24日発表

 横河メータ&インスツルメンツ株式会社(本社:東京都立川市 社長:西島 剛志)は、光通信用の機器や光学部品の開発、製造時に光特性を測る「光スペクトラムアナライザ AQ6370C」を開発、8月25日から販売を開始しますのでお知らせします。
 「AQ6370C」は、測定する光信号に紛れ込む不要な光(迷光)を抑えこむ迷光抑圧比76デシベルを実現し、これを業界で初めて保証値として明示しました。また、ダイナミックレンジ※1で 73デシベルを実現。世界最高クラスの性能でトップレベルのシェアを誇る現行機種AQ6370Bの性能をさらに向上させた後継機種で、標準モデルと高性能モデルの2機種をラインアップ。測定精度とスピードのさらなる改善で、開発や生産ラインでの測定作業効率の向上とコスト削減に貢献します。

AQ6370C
AQ6370C

開発の背景

 近年、高速な光通信ネットワークの普及に伴って画像情報のやりとりが増えるなど、通信データ量が増大しています。ブロードバンド通信データ量を見ても、平成16年度から平成21年度までの6年間で通信データ量が約5倍に増加しています。(総務省 平成22年度「情報通信白書」より)このため、これまで幹線系(大都市間)で使われていた10Gbit/sの高速伝送がメトロ系(都市内)やアクセス系(電話局と電柱間)ネットワークにも適用が拡大しており、光通信装置メーカや光部品メーカで10Gbit/s向けの通信装置や光学部品の生産量が増加してきています。
 一方、通信事業者間のサービス・価格競争が激化し、光通信装置やこれらに搭載される光部品にも一層の低価格化が望まれています。そのため、光通信関連メーカからは、今まで以上に生産性向上、コスト削減に寄与する高速の光スペクトラムアナライザが求められています。また、ネットワークの次世代化による新規デバイスの開発、製造の本格化に伴い、高い処理能力を持つ光スペクトラムアナライザの需要が拡大しています。
 このようなユーザニーズに対応するため、現行機種の性能をさらに向上した「AQ6370C」を開発し市場投入することにより、さらなるシェア拡大を狙います。

製品の特長

  1. 業界で初めて迷光抑圧比を保証値として明示
    迷光抑圧比76デシベルを保証値として明示したのは業界で初めてです。高ダイナミックモードを使用しない通常モードでも、高い迷光抑圧比によって不要な光信号を抑え込むことが可能で、測定時間を短縮します。
  2. 測定精度がさらに向上
    測定する光を波長ごとに分ける高性能なモノクロメータ(分散分光器)を搭載し、このクラス最高の波長分解能0.02ナノメートルと、73デシベルのダイナミックレンジにより、測定対象光に近接する光ノイズを分離して光スペクトラムを正確に測定できます。
  3. 高速スペクトラム測定
    100ナノメートルの波長幅を0.2秒で高速にスペクトラム測定します。DWDM※2信号などの、急峻に現れるスペクトラムや微弱信号などの測定に威力を発揮します。

主な市場

通信事業者、光通信装置メーカ、光通信部品メーカの開発部門および製品評価担当部門

用途

光送受信器、光アンプ等の光部品の開発・製造における光学特性試験および製品評価

以上

※1 ダイナミックレンジ
測定波長のピーク付近のスペクトラムを分離して測定できる性能

※2 DWDM
Dense Wavelength Division Multiplexing 高密度波長分割多重

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