太陽熱・太陽光発電設備の駆動装置専用コントローラ「HXS10」発売のお知らせ ~機能を絞り込んで導入しやすくした専用コントローラで太陽を追尾~

2010年6月29日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀 周造)は、太陽の動きに合わせて太陽熱・太陽光発電設備の反射鏡や太陽電池パネルを動かす専用コントローラ「HXS10 (エイチエックスエステン)」を開発、7月1日から発売しますのでお知らせします。
 「HXS10」は、反射鏡や太陽電池パネルの角度を太陽の動きに合わせて調節し、発電効率を最大化することに貢献します。

HXS10
HXS10

開発の背景

 地球温暖化ガス削減に貢献し、枯渇の恐れのある化石燃料に替わるエネルギーとして、再生可能エネルギーが期待されています。特に、電力需要の多い日中に発電することから、太陽熱発電、太陽光発電のプロジェクトが年々増加しています。
 太陽熱発電は、太陽光を鏡に反射させて集熱器に集め、その熱で水を蒸気に変えてタービンを回転させて発電します。集熱器に正確に太陽光を集めなくてはならないため、反射鏡は太陽の動きにあわせて反射鏡の角度を調整するように制御されています。また、太陽光発電は、パネルを固定する方式が普及していますが、太陽電池パネルと太陽光の入射角度を最適化することで発電効率が高まります。両方式ともに、太陽を正確に追尾する制御技術がポイントとなります。
 そこで、当社の信頼性の高い制御技術で、太陽熱、太陽光発電設備の駆動装置の制御に最適な専用のコントローラ「HXS10」を開発しました。「HXS10」は、設置場所の位置、日付、時刻情報をもとに、高い分解能(64ビット)で演算する太陽位置計算アルゴリズムで太陽位置を特定、モータや油圧式アクチュエータを動作させて反射鏡や太陽電池パネルの向きを太陽の動きに追尾させます。

太陽追尾装置
太陽追尾装置

トラフ型集熱装置
トラフ型集熱装置

製品の特長

  1. 機能を絞り込んだ低コストのコントローラ
    太陽熱発電の反射鏡と太陽光発電の太陽電池パネルの動作制御に機能を特化しました。これまで用いられていたPLCなど汎用のコントローラと比較して、エンジニアリング工数の削減と導入時の低コスト化に貢献します。
  2. 優れた環境性能
    耐環境性・耐久性の高い部品を採用したことで、マイナス20℃からプラス70℃までの広い温度範囲の環境に設置できるようになりました。そのため、砂漠など寒暖差の激しい過酷な環境にさらされる発電設備の制御を行うことが可能となりました。
  3. 通信機能
    通信機能があるので、中央監視室にある上位システムから現場を監視することができます。また、反射鏡や太陽電池パネルの動作を制御する複数の「HXS10」と上位システム間を1台の「HXS10」を中継して通信することができるので、上位システムへの通信の一極集中を回避して安定した通信を維持することができます。

主な市場

太陽熱、太陽光発電における集熱装置を製造する重機械メーカなど

用途

太陽熱・太陽光発電設備の駆動装置の制御

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