統合機器管理ソフトウエアパッケージ「PRM R3.05」発売のお知らせ

2010年6月1日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀 周造)は、統合機器管理ソフトウエアパッケージ「PRM® R3.05」を本日発売しますのでお知らせします。
 PRMは、プラントで使用されている大量の各種機器・装置の情報を集中管理して、機器・装置の状態監視やオンライン診断を行うソフトウエアパッケージです。従来製品PRM R3.04をバージョンアップした「PRM R3.05」は、個別機器情報の項目に"メンテナンスマーク"を追加、最新のHART通信プロトコルであるHART 7※1の有線規格への対応、Windows Server® 2008対応などを行いました。
 今回の機能強化で、保全部門と運転部門の連携支援と、オンライン監視対象範囲を拡大したので、プラントの安定稼動に貢献します。

開発の背景

 プロセス製造業各社の保全部門では、プラントで使用している大量の機器・装置の情報をPRMなどの機器管理システムを用いて一元管理して、保全業務の効率向上に取り組んでいます。保全部門だけでなく運転部門でも、PRMの情報を活用してプラントの安全運転に努めています。運転員にとって、機器・装置に関するさまざまな情報の中でも機器の保全作業状況は重要な情報の一つです。そのため、制御システムの操作画面上で保全作業状況を即座に把握したいというニーズがありました。
 そこで、今回の機能強化では、保全作業状況を示す"メンテナンスマーク"を追加しました。メンテナンスマークは、制御システムの操作画面上のオペレーションマークに反映させることができるので、運転員も保全作業状況を操作画面上で容易に把握できるようになります。これにより、保全部門と運転部門の情報共有が加速します。
 また、プラントの機器・装置のマルチベンダ化の進展に対応して、HARTの最新版であるHART 7機器にも対応しました。

新製品の特長

  1. "メンテナンスマーク"の追加
    メンテナンスマークを活用して、PRM上で保全作業状況を管理できます。また、保全員が機器の保全作業状況を設定したメンテナンスマークと当社製品である統合生産制御システム「CENTUM® (センタム)シリーズ」の機能ブロックのオペレーションマークを連動させたので、運転員も操作画面上で機器の保全作業状況を一目で把握することができます。
  2. HART 7に対応
    これまでもPRMはフィールドバス規格であるFOUNDATION™ フィールドバスやHARTに対応していましたが、今回、最新のHART通信プロトコルであるHART 7の有線規格にも対応しました。HART7対応機器の情報をPRM R3.05でも管理、監視できるようになりました。オンライン監視対象が拡大します。
  3. Windows Server 2008 対応
    マイクロソフト社のホストコンピュータ用OS「Windows Server 2008 Service Pack 2 (32bit)」にも対応しました。ユーザは使い慣れたOS環境でPRMを動作させることができ、利便性が高まります。

「PRM(Plant Resource Manager)」について
 プラントで使用されている大量の各種機器・装置の情報を集中管理するソフトウエアパッケージです。PRMを使うことによりネットワークを介して機器・装置の状態監視やオンライン診断を行うことができます。また、PRMは個別機器の機器台帳、メンテナンスなどの情報をデータベースで一元管理し、保全員に対してプラントを構成する機器・装置の保全情報を提供します。

主な市場

石油・天然ガス、石油化学、化学、鉄鋼、紙パルプ、電力、水処理などプロセス製造業全般

用途

プラントのフィールド機器の保全業務

※1 HART 7
HART通信協会(HART Communication Foundation)が推進する制御用フィールドネットワークの通信規格HARTの最新版。HARTは、4-20mAのアナログ信号にデジタル信号を重畳した通信方式。

トップ