モジュールタイプの2線式液分析計「FLXA21 」発売のお知らせ ~2 本のセンサ接続と同時に、測定項目の柔軟な切り替えが可能~

2010年3月31日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀 周造)は、1台の伝送器に同種のセンサを2本接続できると同時に、モジュールを交換することで用途を切り替えられる2線式液分析計「FLXA21™(フレクサ21)」を開発、4月1日から販売を開始します。
 FLXA21は、コストパフォーマンスに優れたEXAシリーズの2線式液分析計の後継機種です。当社初のモジュールタイプの液分析計です。また、2線式としては1台の伝送器に2本のセンサを接続できる業界で初めての液分析計です。

FLXA21(フレクサ21)
FLXA21(フレクサ21)

開発の背景

 液体分析計は、石油、石油化学、鉄鋼、電力、上下水道などの各種プラントで、原料や製品の品質管理、反応状態の監視、排水処理工程の水質管理などに利用されています。測定項目(pH、ORP、導電率、溶存酸素)ごとに専用の伝送器に専用の検出器を接続するので、測定項目を変更する場合は、伝送器と検出器の両方を交換する必要がありました。
 そこで当社は、必要に応じて測定項目を柔軟に変更して1台の伝送器を有効に活用したいというユーザのニーズに対応し、1台の伝送器でさまざまな測定項目を任意に選択できるようにモジュールタイプの伝送器を開発しました。今回開発した伝送器のモジュールと検出器を交換するだけで、測定項目を変更することができるようになります。

新製品の特長

  1. 2本のセンサ接続
    1台の伝送器で2カ所の分析ができるようになるので、コストの削減と省スペース化に貢献します。また、1本をバックアップに用いれば測定の信頼性が向上します。2本のセンサから得られた測定値の差分や平均値などの演算も可能です。
  2. フレキシブルなシステム構築
    伝送器のモジュールを交換することでpH/ORP計、導電率計、電磁導電率計、溶存酸素計に切り替えられます。
  3. 操作性の向上
    2線式伝送器では国内で初めて、タッチパネルを搭載しました。画面上で各種設定や表示変更ができ、操作性が大幅に向上しました。また、トレンド表示はもちろん、バーグラフ表示、デジタル表示、さらにオーバービュー表示など多彩な表示機能を装備しています。
  4. デジタル通信と自己診断機能でメンテナンス効率向上
    デジタル通信規格であるHART通信プロトコルには標準で対応できます。機器の個別情報やメンテナンス履歴などの保全情報を取り込めるようになるので、メンテナンス効率が向上します。また、センサの自己診断機能により、将来のメンテナンスや校正時期の予測が可能になります。今後、FOUNDATION ™フィールドバス、PROFIBUSにも順次対応していく予定です。

主な市場

石油、石油化学、鉄鋼、電力、上下水道などプロセス製造業全般

用途

  • 排水処理システムや中和システムの水質監視
  • 薬液注入システムなどの濃度管理 など

※ 2線式
2線式は、信号伝送と電源供給を一対(2本)のケーブルで共用する方式です。ケーブルの配線コストを削減できる利点があります。

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