エジプト国営発電所向け制御システム5件連続受注

2009年3月26日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀周造)は、当社の子会社であるヨコガワ・ミドルイースト(本社:バーレーン 会長:小川朗)が、エジプトの電力向け制御システムの初受注にあたるカイロ・ウエスト火力発電所新設プロジェクトを初め、エジプト国営発電所向けの制御システムを5件続けて受注したことをお知らせします。

 今回受注したのは、下記表に示す各プロジェクトのボイラの制御及びボイラとタービンの付帯設備の制御を行なう統合生産制御システム「CENTUM® シリーズ」、エンジニアリング、試運転、据付等の一式です。また、一部のプロジェクトには、伝送器、分析計などのセンサ機器も納入します。

エジプトでの受注案件一覧(2008年度)

発電所名 種類 発電規模 発注者
カイロ・ウエスト火力発電所 新設 70万kW PGESCo. ※1
ヌバリアⅢ複合火力発電所 ※2 新設 75万kW 同上
カフル・エル・ダワル火力発電所 計装設備更新 11万kW 西部デルタ電力会社
エル・アティフ複合火力発電所 新設 75万kW PGESCo.
シディ・クリール複合火力発電所 新設 75万kW 同上

 中東地域で最大の人口を抱えるエジプトでは、経済改革により2000年代前半の低迷から着実に経済回復軌道を歩んでいます。今後、世界的な景気後退の影響が予想されるものの、堅調な経済成長に伴い増加する電力需要に対応して、多くの発電所の建設や増改造が計画されています。そのため当社は、エジプトの電力制御システム市場に注力して、開拓に取り組んできました。
 その結果、(1)ヨコガワ・ミドルイーストのユーザ視点でのソリューション展開、(2)スペインの大型複合火力発電所(80万kW)を初めとする世界の火力発電所向け制御システムの豊富な実績、(3)発電所の制御に関する専門技術力とエンジニアリング能力、(4)「One Global YOKOGAWA」に象徴されるYOKOGAWAグループの経験・力をあわせて最高の技術をもってプロジェクトを遂行する姿勢に対してユーザから高い評価と信頼を得て、これら5件のプロジェクトを受注することができました。

 世界の電力向け制御システムの需要は、2008年から2010年までに約20%成長すると予測されています ※3。2009年は成長が鈍化すると見られるものの、新興国における電力需要の増大を背景に、電力向け制御システム市場は今後も堅調な成長が見込まれています。当社は、2001年から海外の電力向け制御ビジネスに本格参入し、各地域の子会社によるユーザに密着した販売活動、エンジニアリング、サービスの提供で高い評価を得て順調に実績を伸張させてきました。
 中東地域は、バーレーンにヨコガワ・ミドルイーストを1990年に設立して本格的に事業活動を開始しました。石油・石油化学分野を中心に順調に事業を拡大し、今回、電力分野にも本格参入することができました。当社は今回のエジプトでの受注を弾みに、中東地域を始め海外市場の開拓を加速し、世界の電力向け制御システム市場で2010年度300億円の受注をめざします。

以上

※1 PGESCo.(Power Generation Engineering&Service Company)
エジプト政府系コンサルタント会社

※2 複合火力発電
ガスタービンと蒸気タービンによる発電を組み合わせることで発電効率を高めた発電方式

※3 出典 ARC Advisory Groupの調査報告書 2008.5.8発行
Distributed Control Systems Worldwide Outlook, Market Analysis and Forecast Through 2012

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