統合機器管理ソフトウエアパッケージ「PRM R3.03」発売のお知らせ ~HART通信プロトコル、Windows Vista対応~

2009年2月24日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀 周造)は、統合機器管理ソフトウエアパッケージ「PRM™ R3.03」を2月25日に発売しますのでお知らせします。
 PRMは、プラントで使用されている大量の各種機器・装置の情報を集中管理して、機器・装置の状態監視やオンライン診断を行うソフトウエアパッケージです。従来製品「PRM R3.02」をバージョンアップした「PRM R3.03」は、これまでPRMが対応していたフィールドバス規格であるFOUNDATION™フィールドバスに加えHART通信プロトコル※1への対応と、Windows Vista®対応などを行いました。
 この機能強化で、オンライン監視対象の拡大と最新の操作環境による効率的な保全業務に貢献します。

開発の背景

 生産性の向上、企業競争力の強化のために、各プラントでは、既存設備を有効活用しながら随時最先端の技術を取り入れて生産効率のよい生産ラインを構築したいというニーズがあります。ユーザがメーカの違いに関わらず最適な機器を選択してシステムを構築できるように、各メーカは、通信プロトコルの標準化に取り組んでいます。ヨーロッパ、アメリカなど地域別や産業分野別にオープンなプロトコルがそれぞれ立ち上がり、システムのマルチベンダー化が進んだ結果、機器・装置の情報を集中して管理、監視するPRMにも、これらの標準プロトコルに対応した機器を一括で取り込みたいというユーザのニーズが高まっています。
 そのため当社は、現在世界中で250社以上のメーカが機器を提供しているHART機器も取り込んでプラントの管理、監視ができるようにPRMのバージョンアップを行いました。

製品の特長

  1. HART通信プロトコル対応
    HART通信プロトコルに対応したので、HART対応機器の情報をPRM R3.03に取り込んで管理、監視できるようになりました。そのため、これまでのFOUNDATION™フィールドバス機器に加え、オンライン監視対象が拡大します。
  2. Windows Vista対応
    マイクロソフト社のOS「Windows Vista」に対応しました。最新OSおよび最新ソフトウェアの組み合わせで動作させることで、最新の操作環境による状態監視やオンライン診断の効率化に貢献します。
  3. EDDLのサポート範囲の拡張
    製造会社名や型名、測定レンジなど機器の属性を示す国際標準プロトコルであるEDDL(Electronic Device Description Language)の機能拡張版(enhanced EDDL)のグラフィックユーザインタフェースに対応しました。そのため、グラフ、チャート、グルーピング表示できる情報が増え、必要なデータを効率的に活用することができます。

「PRM(Plant Resource Manager)」について

 プラントで使用されている大量の各種機器・装置の情報を集中管理するソフトウエアパッケージです。PRMを使うことによりネットワークを介して機器・装置の状態監視やオンライン診断を行うことができます。また、PRMは個別機器の機器台帳、メンテナンスなどの情報をデータベースで一元管理し、保全員に対してプラントを構成する機器・装置の保全情報を提供します。

主な市場

 石油・天然ガス、石油化学、化学、鉄鋼、紙パルプ、電力、水処理などプロセス製造業全般

用途

 プラントのフィールド機器の保全業務

※1 HART (Highway Addressable Remote Transducer) 通信プロトコル
HART通信協会が推進する制御用フィールドネットワークの通信規格の一種。アナログ信号にデジタル信号を 重ねて送る通信方式で、世界で幅広く用いられている。

以上

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