赤外線ガス分析計

赤外線ガス分析計は、CO2、CO、CH4、NO、およびSO2を含む様々なガス成分を高感度に測定できます。さらに、O2測定では、内蔵の磁気式酸素計または外部ジルコニア酸素計を使用することができます。

  • IR202は、非分散赤外線法(NDIR)を用いてプロセスガス中のCO2、CO、CH4、SO2、およびNO成分の濃度を測定します。O2は磁気式またはジルコニア式で測定することができます。また、長期間にわたり高い安定性も提供します。O2を含む最大4成分(またはO2測定なしの最大3成分)が同時に測定可能です。

  • IR400は、サンプルガス中に含まれるNO、SO2、CO2、COおよびCH4の濃度を測定します。この装置はコンパクトな磁気式酸素濃度計を内蔵しています。内蔵の酸素濃度計(O2を除いた場合は最大4成分)を使用して最大5成分を同時に測定することができます。

概要:

概要

セメントは石灰質および粘土質等の原料を約1100~1500℃の高温で焼成して作られるため、多量の熱エネルギーを消費します。
そのため、焼成後の排熱で原料を予熱したり、排ガスの酸素濃度を測定して燃焼制御を行うなど、種々の省エネルギー対策が図られています。また、環境対策の面では、電気集塵機を設置して煤塵の大気放出を防ぐだけでなく、NOxやSO2などもそれぞれ濃度計を設置して管理が行われています。これらの目的に使用される分析計は、厳しい測定条件下でも長期に渡り安定に動作することが望まれます。
横河電機のプロセス分析計は、高温でダスト量の多いガスが測定対象となるキルン窯尻や仮焼炉出口でのO2+COの測定、電気集塵機出口でのダスト測定(効率管理)、煙道排ガス中のNOx+SO2+O2測定にも採用できます。

 

お客様の期待

  • セメント工場のガスの成分濃度やダストを測定したい
  • 人手をかけずランニングコストを削減したい
  • 設備更新のイニシャルコストはミニマムに抑えたい

 

各測定個所におけるサンプルの条件

  測定箇所
条件   ◆1
キルン窯尻
◆2
仮焼炉出口
◆3
SP 出口
◆4
EP 出口
◆5
煙突入口
測定成分 O2+CO+CO2 O2+CO+CO2 (O2)+CO+CO2 ダスト NOx+SO2+O2
ガス温度(℃) 1050~1200 600~850 350~400 100~130
(max200)
100~130
(max200)
ダスト量 (g/Nm3) 200 100~200 60 以下 0.1以下 0.1以下
圧力(kPa) -0.2~0.5 -3~-2 -0.2~0.5 -5~-3 1~2

ガス成分(Vol%)





 
O2 2~4 2~4 3~5 3~5 3~5
CO 0.2以下 0.2以下 0.2以下 0.2以下 0.2以下
CO2 23~26 23~30 23~30 23~30 23~30
H2O 9~11 9~11 9~11 10~15 10~15
N2
SO2 0.1以下 0.1以下 0.01以下 0.01以下 0.01以下
NOx 0.01以下 0.01以下 0.01以下 0.01以下 0.01以下
測定システムの主な 構成機器 水洗水冷プローブ
水エゼクタ方式サンプリング装置
IR202 赤外線ガス分析計
水洗プローブ(*1)
水エゼクタ方式
サンプリング装置
IR202 赤外線ガス分析計
(*1)ガス温度が800℃以上の場合は
水洗水冷プローブを推奨
水洗プローブ
水エゼクタ方式
サンプリング装置
IR202 赤外線ガス分析計
DT450ダストモニタ(*2)
(*2)別途発行のAN10K02H01-01を
参照してください。
SG1000煙道ガス濃度計

 

プロセス概略

セメント製造設備における分析計の設置ポイント

セメント製造設備における分析計の設置ポイント

【セメントの製造工程】 まず、石灰質原料・粘土質原料などをドライヤで乾燥した後に調合し、原料ミルで粉砕して粉末原料とします。この粉末原料を焼成工程に送り、予熱装置(サスペンションプレヒータ)および仮焼炉で予熱を加え脱炭酸し、キルンで焼成してクリンカにします。次に、キルンから出てくるクリンカをクリンカクーラで冷却したのち石膏を加え、粉砕機で粉砕してセメントを完成させます。

プロセス概略

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