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酸素濃度計「乾きガスベース」と「湿りガスベース」の違いは?

燃料の燃焼による排ガス中には、燃料中の炭化水素や水素の燃焼で生じた水蒸気が含まれています。
ジルコニア式酸素濃度計のように、煙道中のガスを直接測定するような場合は、水分を含んだままの排ガスを測定しています。このような条件での測定値は、「湿りガスベース」の値と呼ばれます。
一方、排ガスをサンプリングして測定するタイプの濃度計では、試料ガスは濃度計に導かれる過程で常温までガス温度が下げられ、凝縮水となった水分も試料ガスから除去されます。このように、水分を除去して測定した値は、「乾きガスベース」の値と呼ばれます。 「乾きガスベース」の値が水分を除去した後のガス全成分を100%としているのに対し、「湿りガスベース」の値は水蒸気も含んだガスを100%としているので、同じ排ガスの酸素濃度を測定しても両者の測定結果には差異がでることになります(図8.1参照)。 両者の差が最も大きいのは、水素が多く含まれているガスの燃焼(水蒸気の発生量が多い)の場合です。ジルコニア式酸素濃度計の出力(湿りガスベース)を、乾きガスベースで測定した他の分析値(例えば、赤外線ガス分析計で測定したCO濃度やNOx濃度など)と組み合わせて演算する場合などは、特に留意する必要があります。

(注) 弊社のジルコニア式酸素濃度計変換器ZR402Gには、「乾きガスベース」への演算機能が蔵されていますので、「乾きガスベース」の値を出力することができます。

湿りガススペースと渇きガススペースの値

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