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2010年6月プレスリリース
2010年6月22日発表
組み込みコントローラ「eMbedded M@chine Controller e-RT3 」用
「Linux®対応CPUモジュール」機能強化版発売のお知らせ
~業界初“リアルタイムLinux”に対応~

Linux®(リナックス)対応CPUモジュールを含むeMbedded M@chine Controller e-RT3 (イーアールティースリー)
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀 周造)は、半導体製造装置や電子部品・電子機器組立て装置などへの組み込みコントローラ「eMbedded M@chine Controller e-RT3 (イーアールティースリー)」シリーズの上位機種「e-RT3 2.0」用に、「Linux®(リナックス)*1対応CPUモジュール」の機能強化版を開発、本日から販売を開始しますので、お知らせします。
今回の機能強化では、業界で初めて“リアルタイムLinux”*2に対応、処理要求に対する応答速度を当社従来製品比10倍に向上させたので、高速な制御を必要とする装置にも導入できるようになります。
開発の背景
近年、生産効率向上のために、半導体製造装置などの各種装置の制御において、機械制御に加え、データ演算機能、装置間の通信機能などさまざまな機能が求められています。パソコン用OSに対応した制御用組み込みコントローラを用いることで、ネットワークや情報処理用のソフトウエアが動作するパソコンを外付けすることなく、装置の制御と情報処理が可能になります。当社は、2008年9月にパソコン用OSの一種であるLinuxに対応したCPUモジュールを発売し、販売実績を重ねてきました。Linuxに対応した無料で公開されている豊富なソフトウエアにより、開発や情報処理の効率向上およびコスト低減に貢献することができます。リアルタイムOS*2に対応した組み込みコントローラと比較すると、導入範囲が限定的でした。
そこで、今回の機能強化では、"リアルタイムLinux"に対応したCPUモジュールを開発、応答速度を従来製品比10倍以上向上させました。高速な制御を必要とする装置の制御と 情報処理の両方が可能になります。
製品の特長
- 業界初の"リアルタイムLinux"対応コントローラ
業界初の"リアルタイムLinux"に対応したコントローラです。一般のLinuxに対応したソフトウエアで作成したプログラムも動作するので、既存のプログラムを変更することなく導入することができます。 - 容易なセットアップ
Linux対応CPUモジュールに必要なドライバと260種のオープンソースソフトウエアを同梱したソフトウエアパッケージの中から、今回追加したシステム構築ツールを利用して、必要なソフトウエアのみをCPUモジュールに簡単に組み込むことができます。 - 安価な技術サポートライセンス費用
当社が提供する"リアルタイムLinux"に対応したオープンソースソフトウエアの技術サポートライセンス費用を安価に設定しました。一般に、Linuxの技術サポートを受けるためには商用LinuxのOSベンダーと契約する必要があります。当社が提供するソフトウエアにサポート対象を限定したことで、商用LinuxOSベンダーの技術サポートライセンス費用と比較して、約10分の1以下という価格を実現しました。
主な市場
半導体製造装置、電子部品/電子機器組み立て装置、LCD製造装置
用途
各種自動機械・装置の組み込みコントローラとして使用
販売目標(海外含む)
- 2010年度 1,000台
- 2011年度 1,000台
e-RT3について
e-RT3は、半導体製造装置などの各種装置の制御を行なう組み込みコントローラ。組み込みコントローラに使用される代表的なリアルタイムOSであるVxWorks、NORTi(iTRON)、WindowsCE、OS-9に対応。2004年11月にe-RT3を発売し、2007年10月には、上位機種「e-RT3 2.0」を発売。「e-RT3 2.0」は、小型な筐体に高速プロセッサ(PowerPC 533MHz)と豊富な外部インターフェースの搭載によって、装置の小型化、高性能化および高速化を実現した。
以上
- ※1 Linux(リナックス)
- 無料で公開されているパソコン用OS。ソフトウエアが豊富なので高機能なアプリケーション を 低コストで開発できること、ソースコードが公開されており問題発生時に調査に活用できること など多くのメリットがある。なお、Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標または商標である。
- ※2 リアルタイムOS、リアルタイムLinux
- リアルタイムOSは、要求時間内に目的の処理を終えることを重視したOS。パソコン用OSとは異なり、主に工作機械の制御装置に組み込まれる。リアルタイムLinuxは、Linuxが動作するCPUに、Linux の拡張機能パッチや専用カーネルをインストールしてリアルタイム性能を備えたOS。
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