横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

断線検出モジュール

F3HB08-0N

断線検出モジュールはヒータ、線材の断線を検出するモジュールです。

詳細

特長

  • ヒータのON/OFF 制御、位相制御などによらず断線を検出できます(全チャネル一括)。
  • 最大8点のヒータ断線、電流値の監視が行えます(各電流入力にカレントトランス必要)。
  • ヒータ電源の電圧変動を補正し、精度良くヒータの消耗、断線を検出します。
  • 三相電源に接続したヒータの断線検出にも使用できます。
  • 導通中の有効電力を測定できます。

仕様

入力仕様

  F3HB08-0N
入力点数 最大8点(三相では4点)
電源種類 単相/三相*2
有効電流範囲*1 2~80Arms/1~20Arms*2
電源電圧入力 1点
電源電圧範囲 80~132Vrms/110~264Vrms*2
電源周波数範囲 30~100Hz
絶縁 電流入力-内部回路:フォトカプラ絶縁 耐圧500V AC
電圧入力-内部回路:トランス絶縁 耐圧1500V AC
検出条件 ON/OFF 制御 ON 時間 50ms 以上*3
位相制御 点弧角 5π/6 以下
確度*4 電流 ±2% of FS
電圧 ±2% of FS
電力 ±5% of FS
カレントトランス CTL-6-S-H(CTL-6-S-Z)*5

*1 : 指定のカレントトランス使用時の1次電流の範囲です。本モジュールの端子間に直接この電流を流すことはできません。
*2 : 全チャネル一括でソフトウェアにより選択します。
*3 : ラダー、BASICなど使用するアプリケーションプログラムの実行周期に依存します。50ms以上となるのはアプリケーションプログラム実行周期が1ms以下のときです。これを越える場合には50ms+実行周期の時間ヒータをONすることが必要です。
*4 : 本モジュール単体の値でありセンサの感度変化を含みません。
*5 : (株)ユー・アール・ディー製。連絡先:TEL. 045-502-3111 FAX. 045-502-3632

機能仕様

  F3HB08-0N
電流測定機能 ヒータを流れる電流の実効値が読出せます。
断線検出機能 単相または三相電源を使ったヒータの断線を検出します。
電圧変動補償機能 ヒータ用電源電圧の変動を補正し誤警報の発生を防ぎます。
電圧測定機能 ヒータ用電源の電圧の実効値が読出せます。
電力測定機能*6 チャネル1:電流、電圧の瞬時値の積を積分し有効電力を計算します。
チャネル2~8:各チャネルの電流、1チャネルの電圧の瞬時値の積を積分し、有効電力を計算します。
電力積算機能 指示した期間の電力量を積算します(999,999Wh まで)。
スケーリング機能 カレントトランスの貫通線巻数、電圧入力に挿入したトランスの電圧比を考慮して電流、電圧値が読出せます。
トリミング機能 センサや本モジュールのもつゲイン誤差を±25%の範囲で微調整できます。
平均化処理機能 標準の測定期間電源1周期を設定により最大10周期まで延長し、電流、電圧値のバラツキを抑えます。
断線検出遅延回数 1~255 回。瞬停などの影響を抑えるのに使用します。
消費電流 230mA(5V DC)
外部接続 18点端子台 M3.5 ネジ
外形寸法 28.9(W)×100(H)×83.2(D)mm*7
質量 180g

*6 : チャネル2~8は各チャネルの電圧波形がチャネル1と同じであると仮定して計算します。電圧波形がチャネル1と異なる場合には測ることができません。ただし、三相電源を使用する際に2,4,6,8チャネルは位相の違いも考慮します。
*7 : 突起部を除く寸法

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