各種I/O機器からのデータ収集・保存、高精細なグラフィック画面による操業といった従来の機能に加え、先進のアーキテクチャにより生産ラインの稼働状況を的確に把握でき、安定した操業を実現するWeb ベースのSCADAソフトウェアです。
VDSのグラフィック画面は VDS Viewer で動作します。
お手元の汎用パソコンで、どこからでも現場に配置したVDS にアクセスでき、現場の状況把握や問題解決を行うことが可能です。
VDS にアクセスし操業を実施するクライアントパソコンには専用のパッケージソフトウェアが不要です。(*)
OS やパッケージソフトウェアのアップデート対応などにかかる工数とコストが大幅に削減できます。
また、操業専用パソコンを用意する必要が無いため、導入コストの削減も図ることができます。
(*) Java Runtime Environment (製品同梱) をインストールする必要があります。
ASTMAC VDSは、自律型コントローラFCN-500、FCN-RTUをはじめ、各社PLC・温調計・電力モニタなど多様な機器を容易にネット ワーク統合できます。FA設備/計装設備にとらわれず、生産ライン・製造プロセスの様々なアプリケーションに柔軟に対応します。
FCN/FCJは、DCSゆずりの高信頼設計を採用し、情報処理/Web発信機能を併せ持つ自律型コントローラです。
国際標準規格 IEC 61131-3 に準拠したプログラム言語に準拠しており、世界中で幅広く導入することが可能。点在する装置の監視や分散した設備を統合を得意とします。VDS と親和性の良い FCN-500、FCN-RTU を接続することでとコストパフォーマンスに優れた計装システムが実現できます。
当社製 PLC レンジフリーコントローラ FA-M3V をはじめ、三菱電機製ミドルウェア EZ Socket やオムロン社製ミドルウェア FinsGateway の搭載により、様々なネットワーク形態で MELSEC シリーズや SYSMAC シリーズ との接続も可能です。
当社製の温度調節計を接続する PID ループに対して、リモートとローカルの双方での操作監視が可能となります。
当社製電力モニタ を接続し、各種電力データの収集・解析をはじめ、電力デマンド監視が行えます。設備全体の見える化を実現し省エネ活動に貢献します。
当社製データロガーのデータアクイジションユニット や ネットワーク対応ペーパーレスレコーダ が接続できます。計測データの保存や帳票印字が実現できます。
表示器を用いることより、現場オペレータへの作業指示や現場で入力した情報の収集が行えます。 また、表示器に接続しているPLCとのデータ通信も可能です。
VDS は、OPCクライアント機能 と OPCサーバ機能 の両方を備えています。
生産管理や品質管理を所掌する上位システム (ASTPilot や Exaquantum) との情報の受け渡しを行うことができます。 |
VDSは VDS Viewer 上でのグラフィック画面表示に加え、操業に役立つ様々な機能を用意しています。
豊富に用意したグラフィック部品の活用でシステムのイメージを的確に表現する高精細グラフィック画面を実現。効率の良い確実な操業を可能にします。
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VDSは各種データの書き込みやシステムプログラムの起動などに制限をかける機能を装備し、権限の無い者からシステムを保護します。 また、システムに対して 『誰がどのような操作を行ったか』 操作履歴を記録する機能も備えています。 さらに VDS Viewer から現場システムにアクセスする際もログオン時のユーザ名/パスワードによりセキュリティを確保しています。 |
オペレータは、プロセスアラームやユーザーメッセージをその重要度によりアラームサマリ表示、音声出力などで認識することができます。また、VDS上に保存される履歴ファイル、もしくはプリンタ出力により、後から解析を行うことができます。 | ![]() |
Microsoft Excelによる帳票 (日報・月報・ロット報・簡易バッチ報) の作成・印字が容易に実現できます。また、帳票の記録データは RDB (Oracle) へ保存することも可能です。 | ![]() |
収集・保存したデータのトレンド表示をグラフィック画面の任意の場所に貼り付け、データの推移を把握することが可能です。さらにVDS上に保存されたトレンドデータをCSV形式に変換し、 レポートに使用したり解析に用いることもできます。 | ![]() |
簡潔なアプリケーションプログラムの構築に加え、スループットの良い保守性に優れたシステムを実現するため、VDS はシンプルなソフトウェア構造で構成されています。また、作成した各種プログラムを管理する機能も標準装備しています。
VDSは、I/O機器との通信処理から VDS Viewer のグラフィック画面にデータを受け渡す機能まで、シンプルな階層構造で構成されています。
オペレータは、プロセスアラームやユーザーメッセージをその重要度によりアラームサマリ表示、音声出力などで認識することができます。
また、VDS上に保存される履歴ファイルもしくはプリンタ出力により、後から解析を行うことができます。
I/O機器の接続定義からデータ収集定義、グラフィック画面の作成までオブジェクト指向のエンジニアリングツールがアプリケーション構築の効率を向上させます。
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オプションのテスト機能パッケージは、システム構築時のデバッグを効率的に行うための便利な機能を用意しています。
I/O シミュレート | 定義した模擬入力データによるターゲットレスでの動作テスト |
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デバイスモニタ | 接続したPLCのCPU状態監視やデバイスデータの表示/変更 |
オブジェクトトレース | データ変化の履歴をタイムスタンプ付きで記録 |
蓄電池システムにより変動する発電出力を平準化し、系統への一定かつ安定した電力供給を実現しています。発電計画から設備の稼働状況まで風車サイト全体を統合するシステムが稼働しています。
鉄鋼や化学工業、エレクトロニクスなど多くの産業に酸素、窒素、アルゴンをはじめさまざまな産業ガスを安定供給する大陽日酸株式会社。
今回は、空気分離装置の制御を行うSTARDOMをご紹介します。
特殊鋼業界のトップメーカーとして各種産業界の基盤を支える大同特殊鋼株式会社。その中でも最大規模の主力工場となる知多工場において、加熱炉の計装システムにSTARDOMが導入されています。今回は、大同特殊鋼株式会社 知多工場でのSTARDOM導入事例をご紹介します。