プラント情報管理システムの事例
カーボンブラック製造工程におけるPIMSの活用

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お客様の紹介

安全で快適な生活を支えるカーボンブラックの専業メーカー

旭カーボン株式会社様(以下旭カーボン様と省略)は、1951年に独自のカーボンブラック製造技術で新潟市に創業して以来、現在も最先端のカーボンブラック開発技術を用いて、お客様のニーズに合ったカーボンブラックの開発・生産・販売活動を展開しています。
 カーボンブラックは炭素からできた原材料で、黒い色をしたあらゆる物にカーボンブラックが使用しています。ゴム・樹脂等へ配合することにより、耐摩耗性や強度、弾性、紫外線劣化防止などの特性を付与する特長があり、主にタイヤをはじめとしたゴム製品に使われています。タイヤにも飛行機用・乗用車用・レース用などがあり、それぞれタイヤにかかる力は異なるため、用途に応じたカーボンブラックを提供しています。タイヤの他にも、ゴムホース・防振材、更には導電性や着色性の機能を利用した乾電池や印刷インクなど、多くの製品に使用されています。
 旭カーボン様は、こうした製品の機能を高めるために必要なカーボンブラックを、国内はもちろん海外にも輸出しています。

Asahi Carbon Company Ltd., Niigata, Japan

Company Profile
本社:〒950-0883 新潟市東区鴎島町2
設立:1951年6月
資本金:17億2千万円
事業内容:カーボンブラック製品の開発等

 

Process overview

 

カーボンブラック製造工程の概略図

Exaquantum導入の背景と選定のポイント

旭カーボン様で長きにわたって使ってきたDCSでは、製造工程の機器情報を 長期間保存することが出来ませんでした。そのため、最適生産を目的とした 機器解析や、トラブル発生等において詳細データを用いた迅速な解析を行う 事が難しいという課題をお持ちでした。

また、オフィスなど製造現場以外では機器の監視ができない等のプラント操業 に関する課題や社内基幹システムとの連携に関するお悩みもお持ちでした。

  • 製造情報(パラメータや生産データ)を長期間保存し、簡単にその情報を確認したい。
  • DCSからだけでなく、業務用パソコンからも運転状況の把握・解析ができるようにしたい。
  • 他システムとの連携をシームレスに行いたい。

これらの課題を解決する為に「プラント情報共有」 「プラント情報解析」 「システムの連携」の実現を検討されたところ、PIMS(Plant Information Management System; プラント情報管理システム)導入が必要であるとの結論に至りました。

 『Exaquantum』導入の決め手は、製品の信頼性や操作性の良さは言うまでも無く、使用しているDCSが横河電機製(CENTUM-XL,CS,CS 3000)であり、シングルベンダによるシームレスな接続や、CENTUMとの親和性が高いことも評価していただきました 。

 

導入効果

製造工程における機器情報のデータベース化・電子化を進め、大幅な作業効率の改善を実現

旭カーボン様では、2005年8月にカーボンブラック製造工程にExaquantumを導入され、また、2010年10月には、自家発電所へのExaquantum導入とともに、OPCサーバの二重化構成とExaquantumサーバの更新(無停止化)を行われております。

  • 設備機器の予防保全により品質と歩留まりが向上
    長期間保存されたデータを用いて特定機器の指数変動の傾向を監視することにより、機器異常の早期発見・交換予測が可能となりました。機器の予防保全を実施することで未然に工程トラブルが回避されることから、品質の向上や歩留まりの向上に繋がっています。Exaquantumのヒストリアンデータが、トラブルの予知を可能にしました。

  • 遠隔監視が実現
    業務用PCでExaquantumの画面を表示することで、自席に居ながら製造現場の監視、さらには海外工場の運転状況の確認や技術支援が可能となりました。 Exaquantumの容易なグラフィック機能は、短期間での監視画面及びトレンド画面の作成を実現しました。

  • 情報の共有化による迅速な問題解決が実現
    DCSデータをExaquantumの画面で表示することにより、製造管理スタッフ・オペレーターが同じ情報を共有できます。しかも、必要な情報が必要な時に簡単に取り出せるので、例えば、過去のデータと現在のデータを簡単に比較する事ができ、問題解決に役立っています。

  • 日報作成も自動化
    Exaquantumと社内基幹システムのデータを日報に取り込むことで、煩雑であった各種日報作成を自動化でき、作業工数の90%削減を実現できました。 ExaquantumをExcel-VBAと組み合わせることで日報作成の自動化や独自のデータ抽出ツールを開発することができます。

 

System configuration

   Exaquantumのシステム構成

 Exaquantumの監視画面

Excel(VBA)+APIで、ユーザフレンドリーな独自のデータ抽出ツールを開発

お客様の声

Mr. Matsuda and Mr.Tamaki of the IT Management SectionExaquantum導入により、製造情報のデータベース化が進み、その効果は絶大なものです。例えば、必要な情報がいつでも取り出せる様になり、問題発生時の解析に威力を発揮しています。また、情報の共有により他部署におけるデータ活用にも役立っています。さらに、日報の電子化・省力化により大幅に作業効率が改善されました。現在Exaquantumは現場の操業に欠かせない非常に重要な存在となっています。

旭カーボン株式会社 経営企画部 IT管理課
左:松田 敬様 右:玉木 大輔様

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横河電機は、独自のデジタル制御技術と経験、ノウハウの粋を集めた世界最初の分散型制御システム(DCS)である「CENTUM(センタム)」を1975年に発売開始しました。発売以来、世界100カ国以上、累計27,000システムが採用されています。

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