住友化学株式会社 千葉工場
住友化学株式会社は、1958年他社に先駆けて愛媛工場において石油化学分野に進出。1967年には、総面積217万m2におよぶ石油化学部門の中核工場として千葉工場をスタートさせました。現在、千葉工場では石油化学事業の中核を担いながらも石油化学だけではなく成長著しい情報電子分野を支える化合物半導体エピタキシャルウエハーなども生産し、グローバルな事業展開を支えています。
またプロセスの合理化、省エネルギー化など常に最適な工場運営を目指すとともに、ますます多様化、高度化する市場のニーズに対応するため、さらなる製品の高機能化、高付加価値化に取り組んでいます。さらにISO9000シリーズ、14000シリーズの取得をはじめとした品質、安全、環境に配慮するさまざまな活動を実施しています。
INDEX
ソリューション概要
- 入力・転記の手作業によるミスを撲滅し、本来業務へ集中
- 品質管理業務の工場情報システムへの統合
- ERPとの親和性の高さを実証するスムーズな移行
導入効果
- 省力化・効率化
一番の導入効果は、工場全体における品質管理情報の共有化とのことでした。その他の効果について、丸山氏よりコメントいただきました。「扱う分析データ量が多い部署では、Lab-Aidのデータ自動収集機能を前提に業務が実施されています。」特に効果が現れた点について具体的にお応えいただきました。
- 分析データの入力・転記の手作業によるミスの撲滅・作業時間の大幅削減
- メンテナンスコストの削減
- Excelへのデータ取り込みを操作性をサポートしているため、帳票作成に要する時間の大幅な削減
- 検査作業履歴の蓄積により、経験則で行なっていた検査リードタイム
- 分析書の作成が実績ベースで作成可能
- 基幹システムとの親和性
1997年に千葉工場の一製品へ導入されてから現在に至るまで全製品展開いただいております。経営情報システムの統合を決定され、基幹システムにR/3(SAP社ERP製品)を導入されることとなりました。新経営情報システムとLab-Aidの連携にあたり、実績に基づきインターフェースの提供、並行運用可能なシステムの構築を提案しました。
現在、新旧両経営情報システムへデータ連携を実施し2004年の稼動に向けて充分なテストを実施いただいております。「2004年4月からの稼動にあたりLab-Aidとの連携に関しての大きな不具合はなく、切り替えのタイミングに際してのトラブルへの危惧感は全くありません。」
お客様プロフィール
社名 | 住友化学株式会社 |
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本社所在地 | 東京都中央区(東京本社)/大阪府大阪市(大阪本社) |
工場 | 千葉工場 |
工場所在地 | 千葉県市原市 |
事業内容 | 基礎化学、石油化学、精密化学、情報電子化学、農業化学製品の 研究開発および製造 |
URL | https://www.sumitomo-chem.co.jp/ |
業種
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