朝日ライフサイエンス株式会社様
フリーザの温度管理およびアラーム検出に、データ収集ステーション医薬品モデル DX100Pをお使いいただいております。
朝日ライフサイエンス株式会社は、本社と技術サービスセンターを埼玉県戸田市に置き、おもに理化学機械器具や医療機械器具などの輸入および販売を手がけられています。マイナス80度の超低温槽ディープフリーザ(アメリカREVCO社)が代表的な製品です。また、「サンプルバンク」という、検体などの凍結サンプルの長期預かり管理サービスも提供されています。
今回、取材を受けていただいた技術部の斉藤様は、検査業務とアフターサービスを担当されており、販売促進部の小杉様は、商品の企画業務を担当されています。データ収集ステーション医薬品モデル DX100Pは、「サンプルバンク」での温度管理および異常時のアラーム検出に採用いただいています。
温度記録と同時に異常時のアラーム検出
「サンプルバンクでは、お客様の貴重な試料などをお預かりしています。期間は様々ですが、1年単位で、長いものでは、10年契約でお預かりしているものもあります。預かるにあたっては、きちんとした設備で対応する必要がありますので、フリーザの温度管理をDX100Pでやっています。DX100Pでは、温度を記録するのと同時に、温度上昇時などの異常時にはアラームを検出し、ネットワークを介して、担当者にメールが配信されるようになっています。これにより、温度異常や機械異常をすぐに発見し、迅速に対応ができます。」(斉藤氏)
「フリーザでのサンプル管理において、温度が上がってしまうことが一番心配です。DXPは、そういった異常時に連絡してくれますので、"(レコーダで)確実な温度管理をしている"という点は、我々のユーザに対する訴求点でもあります。」(小杉氏)
記録計としての機能だけではなく、アラーム機能も重要な機能として活用されています。データ収集ステーション医薬品モデル DX100Pは、測定/演算データが所定の条件を満たしたときに、警報(アラーム)を出します。アラーム発生時には自動的にあらかじめ設定しておいた宛先にEメールを送ることが可能です。
記録データは事務所のパソコンへ転送
「DXPを使う以前は、横河さんのチャート式レコーダを使用していました。DXPを採用し、記録媒体で温度データが取れるということが大きなメリットでした。今では、記録データを、ネットワークで事務所のパソコンへ転送し、蓄積しています。パソコンやサーバで管理することにより、データ処理の時間も大幅に短くなりました。また、今までのチャート紙での管理に比べ、必要なデータが、すぐに見つけられるというのも非常に便利です。」(斉藤氏)
Part 11対応の記録計
「最近は、各研究所などでも温度管理がシビアになってきました。そういった状況の中で、Part11に対応していることは、必要最低限の条件となり、非常に大切になってきています。私どもサンプルバンクにおけるデータ管理にしましても、Part 11対応のDXPは大きな役割を担っています。」(斉藤氏)
DX100P/200Pは、21 CFR Part 11(電子記録および電子署名の使用に関する規則)に対応しており、データ改ざん防止やログイン機能などを標準搭載した医薬品業界向けのモデルで、信頼性の高いデータ記録が可能です。
朝日ライフサイエンス株式会社様では、輸入販売している超低温槽フリーザにDXPシリーズペーパレスレコーダを組み込んでいただいており、各研究所での温度管理にもお役立ていただいております。
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※ここに掲載している内容は、2007年8月取材時のものです。
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DX100P/DX200P
DX100P/DX200Pは,測定データをリアルタイムにカラー液晶 画面に表示し,コンパクトフラッシュメモリカードに データを保存することができるデータアクイジション STATIONです。EthernetやModbusなど各種ネットワー クへの接続も可能です。Ethernetの標準実装により,emailによる通知,Webによるリモートモニタ,FTPによ るファイル転送,SNTPによる時刻同期などのネット ワーク機能を使用することができます。