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自動車用の電池パック(キャパシタや2次電池)の設計/開発

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自動車用の電池パック(キャパシタや2次電池)の設計/開発にデータアクイジションユニットMW100をお使いいただいています。

富士重工業株式会社 スバル技術研究所(東京都三鷹市)では、電気自動車、環境に優しい自動車に使用する電池やキャパシタの最先端技術の研究開発をしています。

今回、取材を受けていただいた大堀様は、自動車用の次世代の電池(リチウムイオンキャパシタ)の設計/開発をご担当されており、キャパシタの電池パックの信頼性評価、車載時の性能評価などにデータアクイジションユニットMW100をご活用いただいております。

「MW100購入のきっかけは、ハイブリッド自動車開発用の電池パックのコモンモード電圧測定を可能とする高耐圧性能(600Vrms/VDC連続)でした。電池パックは単電池を複数接続して使用するため、多チャンネルの温度と電圧を測定することになります。高コモンモード電圧に耐えられる測定器を探していたところ、MW100を紹介していただき、価格もリーズナブルだったので採用しました。車載試験や試験設備でのデータ収集においても信頼性の高いデータ収集が可能となりました。」(大堀氏)MW100は、高速(100ms)/高耐圧(600Vrms/VDC連続)のスタンドアロン型データロガーです。PCレスの車載データ収集からWebブラウザを活用した試験設備でのリモート計測まで幅広い計測用途にご活用いただけます。

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「ベンチ試験や環境試験、車載走行試験などの様々な計測環境でMW100を活用しています。車両搭載状態で-20℃という厳しい環境試験においても問題なく計測できます。イーサネットケーブルさえあれば Webモニタも可能となり、走行試験のデータ収集状態からそのまま環境試験室へ入れることができ、効率を大幅にアップすることができました。」(大堀氏)MW100は、-20℃~60℃の幅広い耐環境性能により設置場所を選ばず幅広いアプリケーションに対応できます。

車載試験では、MW100のCAN Busモジュールを効果的に活用しています。これまでは、エンジン回転数を計測するためには、エンジンを改造してエンコーダを設置し、温度や回転数と一緒に記録していました。このため、配線も多く計測準備に手間が掛かりました。
CAN Busモジュールを活用したことで、アナログ信号とCAN Busのデータが同期して測定できるようになり、また、温度データとCAN Bus信号がどういう関係があるのかを比較できるようになり、データ解析効率を大幅に向上できるようになりました。」(大堀氏)
MW100のCAN Busは、温度/電圧/ひずみ/接点/などのアナログ信号とCAN Bus通信のデータを、同一時間軸でデータ収集する用途に最適です。

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「MW100の電源部は、12VDC/100VAC両用であることも実験効率の向上に役立っています。実験ベンチでは100VAC、車載では12VDCの両方で使えるうえに小型で軽量。
配線の切り替えも着脱式端子台を交換するだけで手際よく次の測定項目に移行できます。しかも、CAN Busデータと温度/電圧などのアナログデータを同時に収集できるようになり、性能評価試験におけるデータ収集の課題を解決することができました。」(大堀氏)
MW100は、車載/デスクトップ/装置組込など幅広い用途にご活用いただけるように、電源仕様にも配慮して設計されています。開発系ユーザの皆様の様々な計測ニーズにも、ご活用いただけます。

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お客様紹介

富士重工業株式会社
http://www.fhi.co.jp/about/index.html

SUBARU

富士重工業株式会社様 大堀様

スバル技術研究所
コア技術開発グループ
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※ここに掲載している内容は、2006年12月取材時のものです。
※掲載記事および写真の無断転載を禁じます。

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