横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

[渦流量計VYシリーズ] 渦流量計のサイジング(機種および口径選択)において液体の計算をする際になぜ飽和蒸気圧が必要なのですか?

飽和蒸気圧とは、その温度で凝縮相熱力学的平衡に達している蒸気の示す圧力です(参考:JIS工業用語大辞典)。
液体はある一定以上の温度と圧力によって気化するため、キャビテーション(気泡の発生)が起こり、カルマン渦の発生を測定原理とする渦流量計では測定できない状態になります。そのため、飽和蒸気圧が必要になります。渦流量計では専用のサイジングプログラムにてお客様の仕様がキャビテーションを発生させる値となった場合、注意を促すメッセージを出します。このサイジングプログラム内で選択できる流体の場合は飽和蒸気圧の値を自動設定しますが、「その他の流体」の場合はお客様よりご指定下さい。VYシリーズのサイジングにつきましては弊社営業担当者にご相談下さい。

カルマン渦

関連製品&ソリューション

  • 渦流量計 VY シリーズ

    横河渦流量計は、1969 年に産業用渦流量計を、1979 年に汎用渦流量計をリリースして以来、渦流量計の代名詞となっています。
    長期安定性と高い信頼性により、お客様の生産性向上に貢献しています。
    全世界でシリーズ累計 50 万台以上の実績を持ち特注仕様含め様々な仕様を提供しています。

    さらに見る

トップ