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MG8G/MG8Eの干渉ガス中の酸素濃度測定について

A11 MG8G/MG8E 磁気式酸素濃度計は、酸素ガスの強常磁性を利用して酸素濃度を測定しています。
一方、酸素ガス以外のガスも酸素にガスに比べれば非常に小さいですが、多少の常磁性を持っています。したがって、実際の測定にあたっては各種のプロセスガスの磁化率の違いによる干渉誤差が発生します。この誤差は、0-1%のような低濃度レンジでは、問題になることがあります。
MG8G/MG8E 磁気式酸素濃度計では、これらプロセスガスの持つ常磁性による干渉誤差を、測定ガスと比較ガスとの密度の違いを利用して打ち消すことができるようになっています。
MG8G/MG8E 磁気式酸素濃度計は、あらかじめお客様の測定ガスの磁気特性と密度により、最終調整時にセルの角度(姿勢)を調製して出荷します。このセル角度(姿勢)は内蔵している水準器(ガラス管に気泡が入ったもの)で記憶させます。
お客様の現場に設置した時、この水準器の目盛りがちょうど中央になるように回転ノブを回して調整し、工場出荷前に調整した状態にします。
干渉ガス中の酸素濃度測定の可否については、下表を参照してください。

干渉ガス中の酸素濃度測定の可否

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