発電所等におけるボイラ水の水質管理項目には、復水器以降での海水の漏洩検知や供給水の純水装置に使用するイオン交換樹脂のブレーク監視があり、導電率計が使用されます。
このアプリケーションでは、純水管理用のレンジと海水漏洩検知用の2レンジが必要ですが、異なるレンジでの2つの出力信号を出すことのできる FLXA402 を採用することにより、1台で両方の管理が可能となります。
なお、導電率計はボイラ水用純水の管理などにも使用されます。
図は、ボイラ水の水質管理に使用される各種水質計の設置個所を示したものです。
FLXA402は、複数の検出器が接続可能であり、pH/ORP計、導電率計、電磁導電率計、溶存酸素計から検出器を選択できます。優れた操作性や機能を兼ね備えると同時に、HARTやModbus通信による拡張性にも富んでおり、IIoT環境の構築にも貢献、設置・運用コストの削減を提案します。
アナログ検出器に装着することでデジタル機能を持たせる、SENCOM4.0をプラットフォームとした画期的なアダプタです。変換・伝送・校正・診断機能を持ち、拡張性に優れていいるため現場に合わせたプロセス構築に柔軟に対応します。4線式液分析計FLXA402、2線式液分析計FLXA202、SENCOM用指示計 UM33A-S、FieldMateなどと組み合わせて使用できます。
半導体・食品・医薬品・電力の純水の抵抗率測定など、各種産業で幅広く使用されています。SA11 SENCOMアダプタを付けることで、デジタル通信に対応します。
測定可能範囲:0~0.5 μS/cmから0~1 mS/cm