横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

インドで差圧・圧力伝送器の生産を開始

2016年3月24日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)は、子会社であるヨコガワ・インディア(本社:バンガロール 社長:村田 努)で、3月28日からフィールド機器の主力製品である差圧・圧力伝送器「DPharp EJA-E(ディーピーハープ イージェーエーイー)シリーズ」の生産を開始しますのでお知らせします。

 インドでは、経済重視の方針を掲げている現政権の下、中長期的な経済発展が期待されています。石油、石油化学、電力など各種プラントの新増設が数多く計画されており、プラントのフィールド機器市場は今後も拡大すると見られています。従来以上にお客様の満足を得るためには、短納期対応やお客様の要求仕様に合わせたカスタマイズなどのサービスレベル向上が欠かせません。

 このため当社は、フィールド機器の主力製品である差圧・圧力伝送器「DPharp EJA-Eシリーズ」のうち需要の多い3モデルから順次インドで生産し、インドのお客様の短納期要求やカスタマイズ要求に迅速に対応する体制を整えます。当社は、インドの差圧・圧力伝送器市場においてトップクラスのシェアを占めていますが、現地生産をきっかけにさらなる受注拡大を目指します。2020年度までに年産10万台を目標に掲げています。

 差圧・圧力伝送器は、石油、石油化学、化学、鉄鋼、電力などのプラントで使用される代表的なフィールド機器のひとつです。液体や蒸気・ガスなどを扱うプロセスで、圧力を測定したり、圧力によって流量やタンクの液位を測定したりします。全世界で、3,000億円の市場規模があると見られています(2016年3月現在 当社調べ)。これまで当社は、差圧・圧力伝送器の中核部品とグローバル製品を日本で生産し、中国、米国、バーレーン、シンガポールおよびブラジルの5カ国で現地生産をしてきました。今後は、インドに続き、ロシア、ドイツおよびサウジアラビアでも現地生産を行う予定です。

 YOKOGAWAは、2015年、創立100周年を機にコーポレート・ブランド・スローガン「Co-innovating tomorrow(コ・イノベーティング トゥモロー)」を制定、お客様とともに新たな価値を創造する取り組みを進めています。現地生産を足掛かりに、お客様とより強固な関係を構築し、インドにおける制御事業を拡大します。

以上

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