グラフィック画面再設計

近年、石油コンビナートなどの事業所では、操業の効率化や少人化が進み、1人の運転員が監視操作する範囲が飛躍的広くなってきています。しかしながら、その運転監視に使用される DCS の運転画面は、旧来の P&ID ベースの HMI 画面を利用していることが多く、監視操作に適さない画面を頻繁に切り替えながら運転しているケースが散見されます。

また、多くの熟練運転員が退職され、運転員の経験不足による誤判断に起因する重大事故も発生しており、旧来の HMI 画面のままでは安全安定運転が実現しづらい状況になっています。

DCS 運転画面再設計

「グラフィック画面再設計コンサルティング」は、人間中心の標準規格に基づいて、誤認識を防ぎ視認性向上を目指して、人間の自然な動きや状態に着目したデザインを活かす人間工学と、熟練運転員の視点や判断などの知見をデザインに生かしたHMI画面を構築するコンサルティングサービスです。

お客様の課題

現状のグラフィック画面には、以下のような課題があげられます。

  • 重要アラーム状態として赤色が使われているが、背景色が黒の画面になっているため目立たない
  • 図形に多彩な色が使用されていて、異常個所の判別が一目で行えない
  • ブリンキング中は数値表示が消えてしまい、確認がしづらく迅速な状況認識の妨げとなっている
  • 運転時に必須ではない計装線などが表示され情報過密な画面となっており、状況認識の遅れを引き起こす可能性がある
  • 統一的なグラフィック作成ルールがなく、プロセスや装置によりバルブやポンプの色の意味合いが異なり、異動してきた運転員が混乱してしまう
  • グラフィック画面にはプロセスの現在値の表示しかなく、設定値や偏差を確認するために、計器図(フェースプレート)を呼び出す必要があり手間がかかる
  • 運転に必要な関連データが複数の画面に分散しており、画面展開を繰り返しながら監視している
  • 海外の著名なガイドライン※を参考にして、見直しを実施したいが、デザインを検討できるメンバーがいない

現状のグラフィック画面

※ ISA101 committee (Human-Machine Interfaces)や ASM (Abnormal Situation Management) consortium が有名

 

YOKOGAWAのソリューション

3つのポイントから高度化グラフィックを提案します。

運転員のノウハウ
知識工学を用いて、運転員やプロセスエンジニアの操作監視ノウハウを画面に反映。

工業デザイナーの知見
人間工学の理論に基づいた画面の配色、レイアウト、操作手法をご提案します。

人間中心の規格対応
ISA101 や ISO9241-210 の人間中心とした考えを前提とする標準規格に準拠しています。

高度化グラフィック

グラフィック画面再設計コンサルティングのメリット

  • アラームの視認性が上がることで、アラーム発生タグの場所を素早く把握でき、原因の特定スピードが向上することがわかった
  • 既存グラフィック画面の問題点や課題を理解することができ、人間工学に基づいて画面設計することの重要性がわかった
  • グレーベースの画面は、眼精疲労を低減することがわかった
  • 熟練運転員の判断をグラフィック画面に組み込むことの重要性が認識できた
  • 運転に必要な情報をまとめて監視できるため、画面を切り替える手間がなくなり効率的な操作監視が可能になった

本件に関する詳細などは下記よりお問い合わせください


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