横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

マルチバリアブル伝送器

マルチバリアブル伝送器は、差圧、静圧、およびプロセス温度を正確に測定し、これらの測定値を伝送する機能を備えています。さらに、これらの測定値を使い高性能内蔵フローコンピューターにより温度・圧力補正を実施した質量流量を計算し、出力します。また、差圧、静圧、およびプロセス温度の 3 種類の測定値を伝送するマルチセンシング伝送器としてフローコンピュータや RTU を含む外部機器に接続し使用することもできます。当社のマルチバリアブル伝送器には、RS485 Modbus 通信の付加仕様も用意しており、他の機器との接続が簡単にできます。

  • EJX910A マルチバリアブル伝送器

    EJX910A マルチバリアブル伝送器は、液体、気体、蒸気の質量流量を測定するために最適な伝送器です。プロセスの差圧、静圧、温度、およびこれらの値から動的に演算、補正された質量流量に対応した信号を出力します。

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  • EJX930A マルチバリアブル伝送器

    EJX930A マルチバリアブル伝送器は、液体、気体、蒸気の質量流量を測定するために最適な伝送器です。プロセスの差圧、静圧、温度、およびこれらの値から動的に演算、補正された質量流量に対応した信号を出力します。EJX930A は、特に静圧の高いアプリケーション向けに設計されています。

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  • Product Finder

    「Product Finder」は、用途や測定条件別に製品を探せるWebツールです。豊富な横河製品の中から、お客様の仕様に沿った最適な製品をお選びいただけます。

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詳細

HART7 通信(機器レビジョン 12 以降)の新機能説明

飽和蒸気モード

蒸気表(国際状態式 IAPWS-IF97 )を使用して静圧値から蒸気温度を算出する機能を追加しました。ET Fixed モード ”Saturated Steam” を選択するだけで、蒸気温度を算出。測定機能 B(質量流量測定)においては、外部温度計非接続で飽和蒸気流量を測定できます。飽和蒸気下にて外部温度計なしで運用可能となることでエンジニアリング工数と調達コストの削減を実現します。

飽和水蒸気測定機器構成

 

流量設定情報の機器への保存

FlowNavigator R2.03 の流量設定ウィザードでは,自動補正モードのユーザ流量パラメータをマルチバリアブル伝送器にも保存できるようになりました。機器の設定管理工数を削減することで速やかな運転立ち上げを実現します。

ユーザ流量パラメータ

  • プライマリ機器と配管設定
  • 流体の設定
  • 流体の動作範囲設定
  • 流体物性の設定

 

機器履歴表示

機器で検出されたアラームやプロセスデータなどは、稼働時間ともに内臓メモリに記録されており、万が一、機器が故障した場合でも機器の詳細履歴情報を機器DTM(FDT2.0)にて表示・出力することができます。これにより、機器故障時にかかるトラブルシューティングの時間を削減することで保全作業の向上を提供します。

機器履歴表示
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