
操業データを利活用し、データの力を最大限に引き出します。各ステークホルダーの意思決定を支援し、お客様のビジネスの飛躍的な伸長に貢献します。
OpreX MOM (*1) Data Discoveryとは
ISA-95 (*2) 階層モデルに属する各製品の操業データを収集し、さらに収集したデータをお客様の課題解決に活用できる形に変換して提供するクラウドサービスです。
YOKOGAWA製品のMES・LIMS・QMS・PIMS・Exapilot等の領域を超えた連携が可能で、操業に関わるデータをクラウドにアップロードします。専門知識がなくても、直感的な操作でこれらの操業データを利活用することができ、複雑な設定や操作に時間を奪われることなく、データの力を最大限に活かした各種予測・意思決定を行うことが可能です。
(*1) : MOM:製造オペレーション管理(Manufacturing Operation Management)
(*2) : ISA-95:International Society of Automation-95 の略。「企業と制御システムの統合」を意味する国際的な基準
詳細
特長
YOKOGAWA製品のMES (*1)・LIMS (*2)・QMS (*3)・プロセスデータ等の領域を超えた連携が可能
CIMVisionPharms、CIMVisionLIMS、CIMVisionQA、Exapilotの操業データ、および各種機器などから収集したプロセスデータをクラウドへアップロードします。システム間で分散したデータをまとめて分析することで、領域を超えた連携が可能です。
- (*1) : Manufacturing Execution System
- (*2) : Laboratory Information Management System
- (*3) : Quality Management System
業務の目的にあった情報に変換
収集したデータは、YOKOGAWAの豊富なノウハウをもとにして、お客様の業務効率化、工場・プラント操業における課題解決に使える形に変換します。そのため、データの正規化や統合を行うための専門知識がなくても、誰でもすぐにデータを利活用することができます。
また、お客様にてご利用のBIツールを使い、ニーズに合わせた自由なデータ分析をすることもできます。
(*) : 上記画面は、BIツールにおけるデータ活用例のサンプル画面です。サンプル画面を元にお客様が自由にBIツールを使用して画面を構築することができます。
(*) : BIツールのライセンスはお客様にて購入が必要です。
クラウド環境で操業に関わるデータを提供
収集した操業データを、クラウドにアップロードすることで、経営層・工場長・各部門長などの管理者からも、製造工程全体を把握することができるようになります。これらの情報を元に、迅速かつ的確な各種予測、および意思決定に繋げることが可能です。
また、サブスクリプションモデルのため運用の規模に合わせたシステム導入が可能で、コストの最適化を図ることができます。
(*) : 別途YOKOGAWA によるエンジニアリング(有償)が必要です。
お客様の業務ボトルネックに合わせたデータ利活用をコンサルタントがサポート
専門コンサルタントが、お客様の製造現場で発生するさまざまな課題解決に効果的なデータの利活用をサポートいたします。
機能
基本機能
- クラウドサービス
- データモデル化機能
複数の収集元製品から収集した操業データを、お客様が利活用しやすい形に加工して公開します。機能 説明 定期照査モデル 医薬品製造業様向け。
収集した操業データを、製品品質照査向けに利活用しやすい形にして提供します。 - 保存機能
Agent 機能でアップロードしたものを保存します。
- データモデル化機能
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Agent 機能
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データ収集機能
収集元製品から収集した操業データと、収集元機器から収集したプロセスデータを締切演算した結果、運転データ変換した結果をクラウドへアップロードします。 -
収集元製品 (*1)
データ収集機能を用いて、以下の製品からデータを収集することが可能です。対象 CIMVisionPharms CIMVisionLIMS CIMVisionQA Exapilot (*1) : 各製品にはバージョンの指定などがあります。詳細はお問い合わせください。
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収集元機器 (*1)
データ収集機能を用いて、サブシステム(オプション)経由で以下の機器から時系列データを収集することが可能です。サブシステム名 収集元機器 OPC UA サブシステム OPC UAサーバー(DA/HA) OPC Classic サブシステム OPC Classicサーバー(DA/A&E)(*2) Modbus サブシステム Modbus サーバー PLC サブシステム PLC(FA-M3/MELSEC) Sushi サブシステム Sushi Sensor(MultiTech Conduit) (*1) : 収集元機器の詳細はお問い合わせください。
(*2) : PI System、Exaquantumと接続する場合。
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締切演算機能
複数のサブシステムにより収集したデータから一定期間のデータを対象に、締め処理を行い、締めデータとして保存します。 -
運転データ変換/保存機能
Exapilot業務を実行中に、Exapilot変数の瞬時値やイベントデータ(Exapilot から発報されるメッセージなど)を収集します。Exapilot 変数やイベントデータは時系列データとして保存することもできます。
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経営効果
複数部門にわたる連携を強化。競争優位性を高める
システム間で分散したデータをまとめて収集・分析することできます。製造部門・品質部門など部門間の連携強化が期待され、お客様の競争優位性をさらに高めることが可能です。
各管理者の迅速・的確な意思決定を実現
収集した操業データを、クラウドにアップロードすることで、経営層・工場長・各部門長などの管理者からも製造工程全体を把握することができるようになります。これらの情報を元に、迅速かつ的確な各種予測、および意思決定に繋げることが可能です。
業務効果
MESやLIMS、QMS、Exapilotなどのデータ活用基盤を整備・構築
YOKOGAWA製品のMES・LIMS・QMS・Exapilot・プロセスデータ等のデータ活用基盤をクラウド上に構築します。データ利活用のための環境を整えます。
複数部門を跨ぐ担当者の作業を効率化
部門間を横断したデータを収集し、お客様の業務効率化、工場・プラント操業における課題解決に使える形に変換します。この情報を利活用することで、部門を跨ぐ担当者の作業を効率化することができます。
データ収集作業が効率化
各システムのデータを収集・統合して、適切な形に変換して提供するため、「複数の管理システムから必要な情報を集める」といった煩雑な作業が不要となり、データ収集・分析の手間が大幅に削減されます。
データの正規化や統合を行うための専門知識がなくても、誰でもすぐにデータを利活用することができ、「データ活用できる専門人財が不足している」というお悩みも解決します。
システム構成概要
本サービスはSaaS として提供するクラウドの導入とオンプレミスに設置するAgent PCのご購入により、利用開始できます。
(*1) : アップロード周期は収集元製品によって異なります。
(*2) : 操業データと、プロセスデータを締め処理したデータのこと。
ドキュメント&ダウンロード
カタログ
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