1999年横河技報[Vol.43 No.1]

CENTUM CS 3000 特集号

CENTUM CS 3000 システムアーキテクチャ(PDF: 108KB / 6ページ)

  • 小 西 信 彰 *1

*1IAシステム事業部アプリケーションシステムセンター 開発1部

1997年,当社は新しいビジネスコンセプトとしてETS(Enterprise Technology Solutions)を打ち出した。ETSでは,企業経営の視点に立って,制御の現場から企業情報管理までをお客様の期待と要求にこたえる最適なソリューションを提供することを目指している。ETSを実現するための制御領域におけるプラットフォームとして大規模向けプロセス制御システムCS 3000を開発した。ヒューマンインタフェースは,OSとしてデファクトスタンダードとなったWindows NTを採用し,オープンなDCSを指向している。制御機能は,実績のあるハードウエア,ソフトウェアを採用し高信頼性を確保している。
本稿では,CS 3000の特長,機能,アーキテクチャについて示す。


CENTUM CS 3000 制御機能(PDF: 28KB / 4ページ)

  • 小 田 信 二 *1

*1IAシステム事業部アプリケーションシステムセンター開発1部

大規模生産制御システムCENTUM CS 3000の制御ステーションに搭載する制御機能を新たに開発した。
CENTUM CSで定評のある制御機能を継承し,さらに,フィールド通信のオープン化に対応した機能拡張を行っている。また,CENTUM CS 1000で開発したWindows NT上でのFCSシミュレータを用いた「バーチャルテスト機能」を拡張し,大規模システムにおけるエンジニアリング効率が飛躍的に向上している。


CENTUM CS 3000 の操作監視機能(PDF: 187KB / 4ページ)

  • 大 江 謙 二 *1
  • 柿 本 守 *2

*1IA事業本部システム事業部アプリケーションシステムセンター開発1部
*2IA事業本部システム事業部システム開発センター開発2部

大規模システム向けCENTUM CS 3000 の操作監視機能を受け持つソフトウェアパッケージとしてHIS(Human Interface Software)を開発した。HIS機能は,Windows NT(*3)上に構築され,従来のDCS(Distributed Control System)のHMI(Human Machine Interface)機能とウィンドウオペレーションの使いやすさを併せ持った機能を持っている。ウィンドウの階層化、データバインドグラフィック、メッセージサマリの復元機能などの新機能により、快適な操作監視環境をユーザに提供する。また、ハードウェアの方では、CS 3000専用の操作監視マシンであるコンソールの開発を行った。


CENTUM CS 3000エンジニアリング機能(PDF: 360KB / 4ページ)

  • 佐 藤 正 仁 *1

*1IAシスアプリ開発1部

大中規模向けの分散型制御システム(Distributed Control System:以下DCS)であるCENTUM CS 3000のエンジニアリング機能を開発した。中小規模向けDCS CENTUM CS 1000のエンジニアリング機能の特徴である,わかりやすい環境(エンジニアの再教育なしにDCSの機能を簡単に使いこなせる)とデフォルト値方式(あらかじめ設定されているデータを積極的に利用し,変更するデータはメニューから選択する方式)を踏襲した。更に大中規模システムの構築を容易に行えるようにプロジェクトの統合など,中小規模にない特有な機能を搭載した。


CENTUM CS 3000 のバッチ制御パッケージ ""CS Batch 3000"(PDF: 120KB / 4ページ)

  • 島 田 千 秋 *1
  • 伊 藤 博 樹 *1
  • 田 中 博 *1
  • David Emerson *2

*1IA事業本部システム事業部 アプリケーションシステムセンター開発1
*2Yokogawa Corporation of America U.S.Development Center

CENTUM CS 3000のバッチ制御ソフトウェアパッケージとして処方管理・プロセス管理パッケージを開発した。本パッケージは,複数の装置を用いて同時に複数の品種を製造するバッチプロセスの管理と制御を担う。
また,本パッケージではバッチ国際標準IEC/61512-1に準拠して,標準化を図っている。本稿では,これらパッケージの概要について述べる。


CENTUM CS 3000のソフトウエア新技術(PDF: 54KB / 4ページ)

  • 寺 島 伸 彦 *1
  • 川 島 哲 哉 *2
  • 柿 本 守 *1
  • 田 中 美穂子 *1

*1IAシス開発2部
*2IAシスアプリ開発1部

大規模向け生産制御システムCENTUM CS 3000では,OPC,DCOM,ActiveX,wwwなどのキーワードを含む複数の新技術を採用した。CS 3000では,これらキーワードをDCS上に実現することで,汎用的データアクセスやコンポーネント対応などを通じてオープンな環境を提供する。これら新技術は,CS 3000をベースとしたソリューション提供に不可欠な機能群である。


CENTUM CS 1000/CS 3000 電子ドキュメント(PDF: 125KB / 6ページ)

  • 清 水 秀 人 *1

*1システム事業部 システム製品業務部 ドキュメントグループ

CENTUM CSで代表される当社の制御システムの製品マニュアルは,従来から印刷製本した紙で提供してきた。'97,'98年と相次いでリリースした生産制御システムCENTUM CS 1000と統合生産制御システムCENTUM CS 3000(以下CS 1000/CS 3000と記す)では,オペレーション機能やエンジニアリング機能をオープンなWindows NT上で構築している。この製品開発と共同して,マニュアルについても単なる紙だけの世界から脱却し,当社として初めて電子データ化したドキュメントとオンラインマニュアルとしての機能をユーザに提供することを実現した。電子データのファイル形式としては,Webなどインターネット上での電子文書の標準形式の地位を築いている米国Adobe Systems社のPDF(Portable Document Format)を採用し,紙ドキュメントのニーズに対しても応えられる構成にしている。本稿では,CS 1000/CS 3000における電子ドキュメントの企画・制作の取り組みからオンラインマニュアルとしての機能について概略を紹介する。


生産ライン構築ソフトウエアASTMAC(PDF: 139KB / 4ページ)

  • 伊 東 千 明 *1

*1IAシステムSCADAシステム部

企業の生産活動の様々な面で最新の技術を採用し,顧客の視点に立って最適なソリューションを提供するというコンセプトであるETS(Enterprise Technology Solutions)を横河電機は提案している。この中で,本稿で紹介するASTMACは,自動車,半導体,食品,薬品などの生産ラインの監視制御を中心に,様々な分野における生産ライン構築のためのプラットフォームとして位置づけられるソフトウエアである。開発にあたっては,Microsoft社の最新のオブジェクト指向技術を採用し,汎用性があり,幅広いアプリケーションに対応できる環境を実現した。本稿では,その機能とアーキテクチャの概要について述べる。

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