CAN (Controller Area Network)は、電子機器同士を接続する通信規格で、国際標準化機構(ISO)によって標準化され、自動車の電子制御装置(ECU)とモータ、インバータなどの車載装置間のバスを中心に普及し、二次電池分野でも採用が増えると言われています。
車載装置や二次電池の性能・耐久試験では、お客様が設定した負荷パターンや温度パターン通りにコントローラから発信される指示に応じて稼働している試験対象品の温度、電圧、電流、回転数、トルクなどを測定します。
横河のCANインタフェースモジュールを使用すると、プロトコル変換器を介さずにCANインタフェースを持つ機器と直接接続することが可能です。自動車のモータ、インバータや二次電池の性能・耐久試験を行うための評価システムの構築が容易になり、お客様の開発スピード向上に貢献します。
車載機器間の通信手段として発展してきましたが、信頼性や洗練された故障検出機能などが認められ、近年では幅広い分野で利用されています。
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自動車/二次電池市場
スマートグリッド市場
その他
当社製品である計画・運転・解析支援パッケージ「TriForts™(トライフォーツ)」と「e-RT3」を組合せることで、試験条件の設定や稼働状態の監視も容易になります。
「e-RT3」は、プログラミング言語にC言語を採用しているPLC(プログラマブル・コントローラ)として、業界で初めてCAN通信プロトコルに対応しました。e-RT3のCANインタフェースモジュールを使用することで、プロトコル変換器を介さずに、CANインタフェースを持つ機器とコントローラを直接接続することが可能になります。システムの構築が容易で、通信も高速になります。
また、e-RT3のCPUモジュールとCANインタフェースモジュール間をPCIバスで接続しているため、測定データを最大データ転送速度133MB/秒と高速に処理できます。
YOKOGAWAのプログラマブルコントローラ(FA-M3)は、小形から大形までを同一機種で実現するレンジフリーのプログラマブルコントローラです。
用途に応じたモジュールを組み合わせるだけのシンプル設計で、盤内設計の標準化/効率化が図れます。
YOKOGAWAのリアルタイムOSコントローラ(e-RT3)は、各種製造装置や生産設備などに組み込まれることを目的に開発したコントローラです。
各種リアルタイムOSに対応し、お客様のソフトウェア資産を最大限に活用することができます。