プロセスガスの酸素濃度を、5秒以下で直接測定。SIL2認証の安全計装ソリューション。

プラントのリスク管理上、プロセスガスの酸素濃度測定が必然であることは言うまでもありません。測定にあたっては、一般的にサンプリング装置が使われています。しかしプロセスガスの抽出が必要となるため、測定までタイムラグが発生し、リアルタイムな数値をとれませんでした。支燃性ガスである酸素の濃度が急速に上昇した場合、手遅れとなる可能性も否定できません。
サンプリング装置による測定では、リスク管理に求められる即応性を、充分満たせていないのが実情です。
この課題を解決するのが、横河電機のTDLSレーザガス分析計を中心としたによる酸素安全計装のソリューションです。
TDLSは、プロセスガスを5秒以下で直接測定が可能なので、イニシャルコスト、ランクニングコストともに抑えることができます。また、機能安全の国際規格IEC61508の安全度水準SIL2適合の認証を取得しており、高い安全性を併せて提供します。 同ソリューションは、石油精製プラントでの炭化水素蒸気中の酸素濃度測定を始め、エチレンオキサイドの反応器での酸素濃度コントロールや、タンクのヘッドスペースガスの酸素濃度測定などに利用されており、安全性はもちろん、生産効率の向上にも貢献しています。

プロセスガスの酸素濃度を、5 秒以下で直接測定。SIL2 認証の安全計装ソリューション。

 

TDLS導入によるメリット

プロセスのラインに直接設置し、プロセスガスにレーザー光を照射することで、O2、CO、CH4、NH3、H20 に加え、近赤外線領域に吸収をもつさまざまなガスの濃度を測定できます。
センサー部はガラス製の窓で仕切られており、プロセスガスと非接触のため、高温、高圧、腐食性ガス、刺激性ガス、高ダスト濃度など過酷な条件でも安定した測定が行えます。
従来機のTDLS200の後継機であるTDLS8000は、スマート化設計により機能を向上。
タッチパネルを採用し、さらに優れた操作性を実現しています。

高速分析により、緊急時も確実に対応

5秒以下の周期で測定したデータは、遠隔の監視室のアラートや緊急遮断をする安全制御機器との接続により、万一の事態に迅速に対応することができます。
TDLS8000は国際規格IEC61508に基づいた、安全度水準SIL2適合の認証を取得しているので、1台でSIL2までの安全ループに適用することが可能です。また、2台使用することでSIL3の安全ループへの適用も可能です。さらに、危険が迫る事態でも、被害を最小限に抑える防爆仕様を各種取り揃えています。

圧力、温度、塵などに影響を受けず、正確に測定

サンプリング装置では、プロセスガスを分析できるように、圧力、温度を調整し、除塵や除湿を行う必要があります。これによってガス自体が性情を変え、データの信憑性が著しく下がる場合があります。
TDLSシリーズは、測定によってプロセスガスを変容させることがありません。また他の計装とのソリューションでデータを補正し、あらゆる条件でも正確な数値をアウトプットすることができます。

堅牢でシンプルな設計で信頼性向上

最も手間のかかるサンプリング装置が不要であり、センサー部がプロセスガスに直接接することがないため、部品の消耗が発生せず、ランニングコストがほとんどかかりません。
取付け方法もさまざまなパターンを用意。既存のあらゆるラインに対応することが可能です。また、プロセスラインとは堅牢なガラス製の窓で仕切られているため、万一計器を交換する場合に着脱しても、高い安全性を確保できます。

 

さらなるニーズに応えるYOKOGAWAのソリューション

横河電機は、プロセスガスを直接測定するという、高速かつ信頼性の高いソリューションを、酸素安全計装の新しいスタンダードとして提供していきます。また、測定データの出力には、4-20 mAのアナログ信号、HART通信およびMODBUS/TCPといった豊富なインタフェースを備えており、様々なシステム機器との接続が可能です。安全計装システムProSafe-RSやフィールド機器EJX、YTAなどの機能安全規格適合製品、プロセス制御システムCENTUMなどと組み合わせることにより、プラント全体の効率的な操業と安全の実現を、トータルソリューションとして提供し、お客様の多様なニーズにお応えしていきます。

業種

関連製品&ソリューション

レーザガス分析計 TDLS8000

過酷な条件下でも燃焼排ガス等のプロセスガス中のO2, CO (+CH4), H2O, NH3 (+H2O)を高精度に安定して測定します。堅牢小型で設置・維持コストを削減、燃焼排ガス NH3 脱硝プロセス、爆発防止の安全監視やプロセス不純物の上限監視など、安全操業に貢献します。

安全計装システム ProSafe-RS

ProSafe-RSは国産初(2005年2月発売)の本格的なプロセス用統合型安全計装システムです。世界ではじめてシングル構成でSIL3に適用できる安全性を実現し、さらに冗長化構成により高稼働率も実現します。また、CENTUMとの融合により本格的な統合化が可能です。

レーザガス分析計

石油/石油化学/電力/鉄鋼などのプロセスで、O2, CO, CH4, CO2, NH3, HCL, H2O等のガス濃度を高速測定します。非接触型なので、高温高圧/腐食性・刺激性ガス/高ダスト等の過酷な条件下で安定測定を実現、堅牢な機器です。

差圧・圧力伝送器

独自で開発・設計した単結晶シリコン振動式センサを搭載しており、小形軽量化、高機能化を実現した次世代インテリジェント差圧・圧力伝送器です。差圧と静圧が同時に測定できるマルチセンシング機能もラインアップしています。

温度伝送器

測定現場で温度センサの信号を統一信号に変換し出力するため、従来の温度センサから熱電対用の補償導線やRTD用のケーブルを長く敷設して計器室の温度変換器に接続するような測定の安定性や配線コストの課題を解決できます。

統合生産制御システム(DCS)

横河電機は、独自のデジタル制御技術と経験、ノウハウの粋を集めた世界最初の分散型制御システム(DCS)である「CENTUM(センタム)」を1975年に発売開始しました。発売以来、世界100カ国以上、累計27,000システムが採用されています。

酸素分析計

燃焼管理や制御に最適なジルコニア式、可燃性ガスを含むガスでも測定可能な磁気式、リフロー炉・グローブボックスなどの雰囲気ガスを測定する低濃度酸素濃度計など安全計装のため用途に合わせたラインアップです。

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