横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

プロセス製造業の脱炭素経営を支援するOpreX Carbon Footprint Tracerサービスを発売

2024年2月26日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:奈良 寿)は、OpreX™ Transformationのラインアップとして、プロセス製造業に適したプロダクトカーボンフットプリント管理を実現できる「OpreX Carbon Footprint Tracer」サービスを本日、発売しますのでお知らせします。
 OpreX Carbon Footprint Tracerは、計装システムや電力モニタ等から収集されるデータ(一次情報)に基づきCO2排出量を算出するクラウドサービス、およびお客様のCO2排出の算出・削減の戦略策定を支援するコンサルテーション、さらにインテグレーションやサポートから成るトータルソリューションで、プロセス製造業におけるCO2の算出を可能にし、削減を支援します。
 CO2排出量の算出においては、SAP社のSAP® Sustainability Footprint ManagementサービスとERP(基幹業務システム)とのシームレスな連携を実現し、欧州にて先行して導入されている標準によるプロダクト・カーボン・フットプリント(PCF)の算出と管理を可能にしました。これにより欧州標準規格に基づいた、SAP Sustainability Footprint Managementサービスと連携してプロセス製造業におけるPCFの把握と管理を可能にしたサービスは世界で初めてです。

OpreX Carbon Footprint Tracer
OpreX Carbon Footprint Tracer
拡大

開発の背景

 2050年カーボンニュートラルの実現に向け世界各国での取り組みが加速する中、カーボンニュートラル関連活動で先行する欧州では、製品のライフサイクル全体における気候変動への影響を評価するために、実測値などの一次情報に基づいた PCFの導入が始まっています。特に、炭素国境調整措置(Carbon Border Adjustment Mechanism:CBAM)や、Digital Product Passport(DPP)等のルールが施行され、カーボンニュートラル関連法制への対応は喫緊の経営課題となっています。この解決を目指し、YOKOGAWAが蓄積してきたIT(Information technology:情報技術)とOT(Operational technology:運用技術)を生かして子会社である横河デジタルがプロセス製造業の製品ごとのCO2排出量データを算出するOpreX Carbon Footprint Tracerを開発し、SAP Sustainability Footprint Managementサービスとの連携によってカーボンニュートラル関連標準に基づいたPCF管理を可能にしました。

製品の特長

  1. 正確な排出量を迅速に把握でき、排出量削減の効果検証が容易に
     当社の操業データ収集技術を活用することで、他社計装システム含めた多様な装置・センサーからデータを自動で収集して製品ごとの活動量を把握し、CO2排出量ダッシュボードを更新します。さらに、操業データをエビデンスとすることで、CO2排出量の監査への対応が容易になります。
  2. 欧州のCO2排出関連法制・レギュレーションに基づいたPCF管理が可能
     WBCSD※1 PACT※2、Catena-X※3などの欧州で先行するCO2排出関連法制・レギュレーションに対し、それらの活動に参画しているSAP社のSAP Sustainability Footprint Managementとデータ連携することによって、先行するCO2排出関連法制・レギュレーションに合わせたPCF算出、ダッシュボード表示、レポート出力を実現します。また、クラウドサービスのため、法制・レギュレーションの変更に常に対応します。
  3. EMSやサプライチェーン最適化と連携した削減コンサルティングを提供
     当社は各種エネルギーマネジメントシステム(EMS)によるエネルギー消費最適化や、サプライチェーンの原料調達最適化など、CO2排出量削減に役立つソリューションを複数備えています。それらを生かし、OpreX Carbon Footprint TracerによるPCF排出量の正確な把握に基づいて、その先の削減計画策定コンサルティングや削減ソリューションの導入を支援します。

※1 WBCSD: World Business Council for Sustainable Development持続可能な開発のための世界経済人会議
※2 PACT: WBCSDが主導するPartnership for Carbon Transparency炭素の透明性のためのパートナーシップ
※3 Catena-X: バリューチェーン全体でデータを共有するための欧州自動車業界のアライアンス

主な市場

石油・ガスの採掘・精製工程やパイプラインなどの輸送工程、石油化学、化学、再生可能エネルギー、電力、紙パルプ、食薬、鉄鋼、非鉄、配水、水処理などのプラント

用途

プラントの監視、操作、制御、データ収集、記録保存など

OpreXとは

 OpreXとは、制御事業の包括的ブランドです。お客様との価値共創を通じて培ってきたYOKOGAWAのテクノロジーとソリューションの卓越性を表し、YOKOGAWAの全ての制御関連製品、サービスとソリューションを包含しています。OpreX Transformation、OpreX Control 、OpreX Measurement 、OpreX Execution 、OpreX Lifecycle の5つのカテゴリーから成り立ち、「OpreX Carbon Footprint Tracer」はOpreX Transformationの製品・ソリューション群の一つであるOpreX Connected Intelligenceに属しています。OpreX Transformationは、企業活動全体を俯瞰し、生産からサプライチェーン、リスク管理や経営までの領域を含む卓越したオペレーションを実現する包括的ソリューションを意味します。

以上

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